【小泉一真.net】とは

職員・組織の意識改革を目指して、実名を明かし、情報公開請求とブログで戦ってきた、長野県庁元小役人・小泉一真(こいずみかずま)。平成23年5月16日、長野県庁「卒業」。民間人の彼に、何ができるか-「俺の体を斬ってみろ。シナノ・オレンジの血が流れてる」


*外部サイトからのリンク、コメント、論評等は、管理者の許可を必要としませんので、ご自由に。でも、事後に教えていただけると、嬉しく存じます。

新ホームページ作りました。

政治活動のための、新しいホームページを作りました。


今後はこちら↑のサイトを運用していきます、アクセスよろしくお願いします。

( http://ameblo.jp/kazumakoizumi/ は、機能上の理由で、更新を停止します。アクセスいただいた方、すみません)


2010年12月31日金曜日

2010年のご支援ありがとうございました。

驚くべき事実がある。
この【長野県庁vs小役人】が、2010年一杯、続いてしまったということだ。

「長野県庁を何とかしなくては」との思いが先走って、後先のことは余り考えずに、始めてしまった、このブログ。正直に言って、ここまでアクセスを集められるとも、続けられるとも思っていなかった。

年を越して、2011年も、書き続け、このブログは更新されていく。それは、そう望むのが、小職だけでないと、今は確信できるからだ。

読者の皆様のお力添えに、心から感謝。
皆様にとって、2011年が、幸多き年であることを、祈念。
 
ここまで読んでくれて、ありがとう&お疲れさまでした。
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2010年12月30日木曜日

あーもー(#`з′)-長野県広報課の広報センス。

今日、記事にした阿部知事のブログの件をチェックしようと、長野県サイトで、プレスリリースを探したんだけど。
http://www.pref.nagano.jp/happyou/happyou.htm

...ない。

「知事」を冠にした、広報テコ入れの一つの目玉とも言える施策のはず。であるにも関わらず、広報課の判断は。

「プレスリリースの必要なし」

...勘弁してほしいよ、ほんとにもう。1月4日から運用するのに、今の時点でリリースが出てないんじゃ、お話にならない。広報課は、リリースを出さなくても、確実に報道に乗ると考えたのか。それとも、知事のブログなら、黙っていても、確実にアクセスがバンバン集まると考えたのか。

そりゃさ、28日、知事が自ら記者会見で説明し、結果として信濃毎日新聞で記事にもなった。でも、メディアの利便と、正確な報道のために、重要施策についてプレスリリースを提供するなんてのは、広報のイロハのイではないか。コンテンツができてなくてもいいじゃん。できたら、またリリースすればいいんだよ。

一方で、やはり同日の記者会見で言及された「知ってる?信州農産物」については、リリースが出ている。なんか、チグハグだねえ。農業政策課のほうが、広報センスでは、広報課よりも上ということなのかしらん。
http://www.pref.nagano.jp/nousei/nousei/happyou/20101228sitteru-nosanbut.pdf

まー、もっとも、このリリースにしても、内容的には、ほめられたものじゃない。記事にしてみたいという意欲を喚起する工夫が、全く見られない。読めば、どのように記事を構成すればよいかが、見えるようじゃないとねえ。「こーゆー施策を実施するから。詳しくは、ホムペ見るか、取材して」という態度がミエミエでは、よくない。この場合、サイトに掲載した情報を、サンプルとして添付するのは、必須だと思うのだけど。
広報課。連名でリリース出している貴課は、どのような監修を行ったのか。

ところで。「Web site 信州」のトップページを、見てほしい。
http://www.pref.nagano.jp/

ここに、その「知ってる?信州農産物」へのリンクが貼られてるんだけどさ。どこにあるか、さー見つけてみて。
...あった? すぐに見つかった?
ちょっと「ウォーリーを探せ」、みたいな(笑)。

わざわざトップに配したということは、重要な情報ということ。だけど、見つけにくいんじゃ、トップに載せた意味がない。「New」の表示も、ついてないし。

正解は、右縦列の「長野県の紹介」カテゴリに、掲載されている。このカテに並べられている他の項目は、次のようなもの。

県歌「信濃の国」
パンフレット・ポスター
キッズチャンネルながの

うーん。なんか、「知ってる?信州農産物」だけ、浮いてるぞ。
その直上の、「観光・物産情報」には、「おいしい信州農産物ネット」があるのだけど。むしろ、「観光・物産情報」にまとめた方が、いいんじゃない?どういう基準で、わざわざ分けて載せてるのかしらん。

さて、「”見える県政”発信力向上プロジェクト」で、わざわざトップページにリンクを貼るコンテンツ。さぞや、見ごたえがあるに違いない。そう期待して、Click☆
http://www.pref.nagano.jp/nousei/nousei/kiso-joho/kisojoho-top.html

うーん...。まあ、こういう情報があってもいいとは思うが、トップにリンクを貼るような内容かというと、ちょっと。オーソドックスに、農業政策課のページに掲載して、ごちゃごちゃしたトップを、少しでもスッキリさせる戦略もあったんじゃなかろうか。
そう思いつつ、農業政策課のページに行ってみる。
http://www.pref.nagano.jp/nousei/nousei/kashokai.htm#1

愕然。「知ってる?信州農産物」へのリンクが、ない...。
トップにリンクすりゃ、それでいーのか。
ごちゃこちゃして見難いトップの、訳の分からんカテに配置するよりも、、事業担当課の施策一覧に掲載し、「組織から探す」からたどった利用者が、確実に情報にアクセスできるようにする方が、1万倍程度は意味がある。

小職は、行政と広報についてこれまで種々指摘してきた。

本気で取組み、行政に魂を込めることこそ必要。
サイトのアクセシビリティが水準に達していない。
広報課に、広報のセンスが乏しい。
広報課が、広報において、リーダーシップを発揮していない。

これらが、この日だけでも、全て追体験できてしまった。

広報課の考える広報強化とは、どのようなものであるのか、きかせてほしい。→当然、目安箱で質問だね。

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最低レベルと言う根拠-長野県の広報について

12月24日の記事で、小職は、長野県広報課による広報のコントロールが、機能不全に陥っていると、2007年の時点で指摘したと書いた。
http://naganokencho.blogspot.com/2010/12/blog-post_24.html

この点については、今も改まっていない。この記事では、有限会社ユニバーサルワークスによる、「自治体サイトアクセシビリティ調査」の評価の一節を引用しているが、その後の調査でも、改善が見出しにくいのが現状なのだ。

現代において、企業・団体が、最も重視し、充実させなければならない広報媒体とは、何か。
こう問われて、Webサイト以外の回答が、ありうるだろうか。広報の主役は、ツイッターでも広報ながのでもテレビでもラジオでも、ない。「Web site 信州」である。
http://www.pref.nagano.jp/

Webサイトが、あるべき水準に達していないのにも関わらず、他の媒体による広報展開にヒトやカネといった経営資源を割き、質を量でカバーしようとするがごとき姿勢は、正しいのだろうか。その前に、「Web site 信州」にこそ、それらの資源を割り当てて、改革しなければならない。

小職は、いま、「Webサイト信州」が、あるべき水準に達していないと言った根拠として、有限会社ユニバーサルワークスによる、「自治体サイトアクセシビリティ調査 2009」を挙げておく。

http://www.u-works.co.jp/jichitai/2009

昨年の調査ではあるが、「Webサイト信州」トップページ以下の構成は、その後も大きく変わっていないと承知する。















ト 


性 





計 
新潟県 3  3    3 4 3 16
富山県 4 3 5 4 4 20
岐阜県 2 1 3 1 2 9
長野県 2 1 3 3 1 10
静岡県 4 3 5 3 4 19
愛知県 4 3 5 4 3 20
群馬県 4 4 4 4 3 19
埼玉県 2 3 4 3 2 14
山梨県 4 4 4 4 4 20
平均 3.22 2.78 4.00 3.33 2.89 16.22

音声化対応、操作性、可読性、レイアウト、汎用性といった5つの評価項目のうち、4つで最低レベルにある。岐阜県と長野県が、群を抜いてレベルが低い。ただし、岐阜県は、この調査の後で、トップページの構成を刷新したようだ。

次は、2004年以降の、各評価項目の推移である。

評価年


















2004  3  2  3  2  3  13 
2005  2  3  3  2  2  12 
2006 2 3 3  3  1  12 
2007  1  2  2  1  2  8 
2008  2  1  3  3  1  10 
2009 2  1  3  3  1  10 


着実にアクセシビリティが向上しているとは、言いがたい。

ユニバーサルワークス社は、「各自治体の調査結果を、当該自治体の担当課宛に郵送をしております」と言っている。従って広報課は、このような問題があると、熟知しているはずだ。
しかし、問題解決が着実に進められてきたとは、言いがたいのが現状である。何故だろうか。

一つは官尊民卑の思想や、縦割り意識が挙げられる。民間会社の評価や、課外の職員の指摘など、気にするほどのことではない、という姿勢。まあ、これは、広報課だけではなく、県庁、特に本庁の問題として、広く意識されるべき課題ではある。

もう一つは、広報課が、リーダーシップを取らないことである。
これでは見づらいから直せとか、このようにフォーマットを統一しようとか、サイト全体の構成に、常に気を配り、口を出す、ディレクターの役割を果たすことが、必要なのだ。「やっている」と、広報課は言いたいかもしれないが、民間の評価を見れば、結果として十分ではない。


ちょうど、昨日の信濃毎日新聞で、来年1月4日から、阿部知事のブログを新たに設けると報道されていた。記者会見で、知事がそう述べたとのこと。
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20101228.htm#5

知事ブログ編集は、広報課が担当する。

うーん。広報課でなくて、企画課のほうが、いいと思うぞ。今も長野県のブログは、企画課が運用しているんだし。広報課的な発想だと、写真撮って、担当課にコメントつけさせて、終わりでしょ。たぶん。それを、「編集」と称しているんだと思うんだけど。
自分で取材して、記事を書かなきゃ。そんなことできない、と言うなら、そういうことができる広報課にならなきゃ。



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2010年12月29日水曜日

提案は葬るためにある-その三・知事の御前でプレゼン

続きが読みたいとの、リクエストにお応えして、久々に書く。

前回までのあらすじ)-------------------------------------
小職が県観光協会へ派遣されていたときのお話。
長野県内FC(フィルム・コミッション)から、県施設のロケ撮影への協力を訴えられた小職は、関係者間の調整に奔走し、本庁の管財課担当者から、OKの内示を得た。
しかし、県庁サイドの政策調整の窓口としてアテにしていた産業振興課(観光担当)の反応が、イマイチ。知事への直接提案に賭け、進展させようとする小職であったが...
-----------------------------------------------------------

小職の提案は、知事ヒアリングの対象となり、平成15年12月15日、御前でプレゼン奉ることに。ちなみに当時の知事は、田中康夫氏。



今はなきガラス張りの知事室に、まかり通る小職。
長野県庁職員にありがちな、資料棒読みプレゼンは避けたい小職は、資料の説明に入る前に、かました。

「この提案は、県内の全てのフィルムコミッションからの、現場の要望が元になっています。行政財産使用許可の運用で、実現できます。経費も軽微と見込まれます。知事、ぜひ実現したいと思います」

説明に入ると、ややあって突然、遮る知事。

「わかった! じゃー映画の脚本を読んで、どのようなシーンが必要となるのかイメージできる人材を育成することが必要ということだ」

へ!? いや、人材育成なんて大上段なことじゃなくてですね。と、言う間もなく、これにてヒアリング終了。この人、発想が飛んでるからなあ、変な方向に行かなきゃいいけど、と不安になる小職。

全てのプレゼンが終了した後、知事訓話を賜る。

「今後、経営戦略局の職員が、各提案ごとに担当として配置され、提案趣旨の実現性について、関係機関の調整を行う。各提案者も、これに協力し、実現させる覚悟を持て。経営戦略局から接触がないときは、知事宛てに直接接触してよい」

田中康夫氏は、基本的に、行政組織を信用していなかったことが、わかる。提案ごとに、担当を配置し、それでも組織が動かないこともあると見越し、そのときは自分に訴えろとまで言う。
正直、「そこまでしなくても、いいんじゃない?」とも思った。しかし、小職の甘さを、後に思い知ることになる。

提案者全員に握手を求める田中氏。その機会を捉えての、会話。

「知事、お願いがあります」

「なんですか」

「もう、わんだるま国王のピンバッジは、着けて下さらないのですか」

「あーあ、わんだるま着けろって、言われちゃったー」

分かったとは、言わずに、去る田中氏。
わんだるま国王とは、当時の観光協会が、「スキー王国NAGANO」キャンペーンで使っていた、ゆるキャラ。安斎肇氏デザイン。
http://yassy.system-a.org/keiei/brand/design/character.htm

前シーズンには、盛んに着けていたわんだるま国王のラペルピンを、その冬は、まだ着けているのを見たことがなかった。

翌日、記者会見に臨む知事のラペルには、わんだるまが鎮座していた。
田中氏を厭う小職であるが、氏にそういうところもあったことは、公平のために付言しておく。

(続く)

ところで、リクエストくださった方。FCの関係の方ですか? 何故この話に興味を持たれたのか、コメントまたはメールいただけると、ありがたく存じます。

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2010年12月28日火曜日

仕事納め式に見るお役人の本音

本日は、平成22年の、仕事納めの日。
一同講堂に集められて、エライ方の訓話に聞き入るのが、例年の習い。

【知事選挙があり、かなり変わるかと思ったが、そうでもなく、粛々と仕事を進められた】

という趣旨の、ご発言。この場合、変化がないというのは、肯定的な意味であることに、着目。
普通は、改革が着実に進むことの方を、肯定的に評価するんだと、思うのだけど。この「粛粛」って言葉、役人は好きだね。民間の人は、あまり使わない言葉だと思うけど。
役所では、「外からの発言に関係なく、マイペースで仕事する」みたいなニュアンスで、用いられる。外の言葉にも耳を傾けた方がいいはずだし、マイペースの仕事が、必ずしもいいことであるとは限らないよね。お役所の独善性を端的に表しているようで、小職はあまり好きでないコトバ。

まーちょっとこの発言をフォローすると、田中知事時代の恐怖が、未だに長野県職員から完全に抜けていないということなのかなあ、と。あのころは、さすがに小職も、もうちょっと落ち着いて仕事をさせてくれと、思わずにいられなかったものだ。

何はともあれ、今日で今年の仕事は終わり。年賀状作らなきゃ。
 
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2010年12月27日月曜日

長野県議会議員下村恭氏へのエール

ガソリン等の価格表示問題に対する長野県議会議員下村恭議員の態度について、小職は、批判的な態度をとってきた。

http://naganokencho.blogspot.com/2010/09/blog-post_13.html
http://naganokencho.blogspot.com/2010/09/blog-post_19.html

その下村議員が、ピンチに陥っている。

12月26日付けの信濃毎日新聞によると、同議員は自己破産手続きを行い、12月25日までに、手続きが終了したという。議員が社長を務めた会社など4社の債務を保証していたとのこと。

長野県議会議員選挙は、もうすぐそこだ。供託金程度は、議員報酬を節約していけば、何とかなるんだろう。だが、選挙を十分に戦える体制が、作れるのだろうか。同情を禁じえない。

一たび自己破産したからといって、それだけで議員としての資質が疑われるべきではないと、小職は思う。彼の後援会は、どうするつもりなのだろうか。

彼が経営していた会社も、同時に倒産した。ということは、経営者としての様々なしがらみから断ち切られた彼は、今こそその議員経験を、本当に生かせる立場にあるとも言える。

その意味で、今の彼は、応援したい。

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2010年12月25日土曜日

知事とツイート-信州型事業仕分けの巻

またまた、ツイッターで絡む小役人。
それに答える阿部守一長野県知事。
以下、引用と、小職の更なるツブヤキで構成。

----------------------------------------------------------------------
shuichi_jp あべ守一(あべしゅいち)
信州型事業仕分け。対象事業及び、公募等の仕分け人が決定。来年の1月15日に長野市の県庁で、16日に松本市の松本合庁で実施致します。一人でも多くの方に会場に足を運んでいただき、仕分けの実際をご覧いただきたいです。詳しくは、県庁HPを。 http://bit.ly/f6YQBK
----------------------------------------------------------------------

知事ー。小職、仕分け人落とされましたー、くすん。
とは言わない小職(当たり前だ)

----------------------------------------------------------------------
kazumakoizumi 小泉一真 @
長野県庁小役人所感を述べれば末端まで仕分けの理念・必要性が浸透しているのか疑問。RT @shuichi_jp 信州型事業仕分け。対象事業及び、公募等の仕分け人が決定…

kazumakoizumi 小泉一真 @
仕分けの今後を。任期中、定期的継続的に実施するお考えか。打ち上げ花火なのか。RT @shuichi_jp

kazumakoizumi 小泉一真 @
次回以降は、仕分け対象選定について出先の意見を取るべき。本庁よりも感覚は鋭敏で健全RT @shuichi_jp
----------------------------------------------------------------------

本庁ではてんやわんやなのだろうなーと思いつつ、出先ではほとんどその状況が伝わってこない。ニュースソースは、信濃毎日新聞で、一般の県民の方々と同じ。
なぜ仕分けなのか、仕分けで何を目指すのかという、理念についても、同様。

----------------------------------------------------------------------
shuichi_jp あべ守一(あべしゅいち) @
@kazumakoizumi 現地機関の声が、反映されやすい県政にしないといけませんね。各部が選定した事業に現地機関の意見が全然入っていないなら、次回は工夫します。来年度も課題があれば改良しつつ、事業仕分けを行いたいと考えています。
----------------------------------------------------------------------

現地機関の意見の取得について、知事に意識させたのは、成功かな? ちゃんと覚えていてくださいよ、知事。
「定期的継続的に実施するお考えか」に対して、「来年度も」行いたいとする回答は、「あれ?」という感じ。「来年度以降も」じゃないんだ?
小職は、続けるべきであると考える。

----------------------------------------------------------------------
kazumakoizumi 小泉一真 @
シーリング予算編成も、出先の意見をきくことは、殆どない。まあ時間的制約が大きいのでしょうが。 RT @shuichi_jp (略)各部が選定した事業に現地機関の意見が全然入っていないなら、次回は工夫します。来年度も課題があれば改良しつつ、事業仕分けを行いたいと考えています。
----------------------------------------------------------------------

今回も、時間的制約が大きかった。まー、時間の制約がなくても、現地の意見を聴くという発想は、本庁には生まれないと思うけどね。

公務の間のツイッター運用は、なかなか大変だろうと思う。その割には、回答率は低くない。じゃあなんで、メールに返信が来ないのか、とはもう言わない(書くけど)。
もっとも、小職が職務中にツイッター運用すれば、懲戒ものだけどね(笑)

あ、仕分けの件、リツイートしておきましたよー、知事ー。



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2010年12月24日金曜日

長野県の広報の弱さ、改まる気配なし

最近、広報課への忠言が続く小職。確か、以前にも、何回か提案を書いたはず。ログを検索すると、あったあった。
ファイルには、2007年9月13日の日付がついている。広報で最重要の媒体であり、自分でどうとでもコントロールできるホームページの構成の、おざなりな点を指摘したつもり。

---------------------------------------------------------------------
たとえば、トップページの「ヘッドライン」からリンクが張ってあるこのページ。「長野県政 この1年間の主な実績(平成18年9月~平成19年8月)」http://www.pref.nagano.jp/soumu/hisho/seika/omonajisseki%20omote.htm

トップページのそのまたトップ、しかも「ヘッドライン」。重要なコンテンツですな。ただし、その重要性とは、県がアピールする必要度が高いという意味で、県民生活上必須の情報であるという意味ではない。早い話が、村井はこれだけ皆様のお役に立ってますという、宣伝、プロパガンダのページ。読んでもらわなきゃ意味がなく、その工夫を、最大限凝らすべきコンテンツ。というよりも、よほど工夫しなければ、読んでもらえない内容。

...の筈なんだけど、トップからワンクリックした先には、見るべき情報が何も「ない」。実績をアピールするコンテンツは、その更に奥に配置してあるのだ。このページは、「この1年間の主な実績」への、単なるリンク元というだけのものになってしまっている。

僕なら、ここで、もう見る気をなくす。アピールする気概や、せっかく「県の実績を見てやろうか」という気持ちになってくれたユーザーへの配慮が、全く見えないからだ。なぜ、ここにすぐに成果を列記しないのだろうか。

しかも、いちばん上に配したリンクが、ご丁寧にPDF形式になっている。これが、更に気分を壊す。PDFというだけで、「くそ重いファイル」を連想し、ユーザーは敬遠してしまうだろう。実際、このpdfを閲覧しようとすると、えらく時間がかかる上に、僕の使っているバージョンのビューアーでは、エラーが出てしまった。

さらにさらに理解に苦しむのは、このPDFファイルのリンクの真下に、html版のリンクを配置してある点。つまり、コンテンツをPDFでしか作ってないから、やむを得ずにこのような体裁をとっている、のではないのだ。「ヘッドライン」をクリックしたら、真っ先に表示させるべき内容が、こんなところで眠っている。なぜ最もアピールしなければならないものを、なるべく下に、奥に隠すのだろうか。

で、ここをクリックして、いよいよ「この1年間の主な実績」に対面すると、そこにはお役所言葉の字面だけが、延々と並んでいる。
この「実績」自体にも、首を傾げてしまう。例を挙げよう。

平成16~27年度で251,400ha計画
平成19年中に提言を取りまとめ(予定)
目標年度:平成22年度
耐震化を平成27年度までに完了
平成23年度を目標に推進
消費生活条例の制定に向けた検討に着手

計画・予定・目標・検討着手。これらを、「実績」と呼ぶのだろうか。
まあ、業績評価シートに業務目標を書いたら、それが即実績となる理屈で、ありがたい話ではある。


だが、予定や計画が実績であるなら、選挙公約だって予定や計画の一種だ。立候補すれば即実績になってしまっているわけで、当選後の仕事としては何も実績として残せなくなってしまう。いくら何でも、これでは都合が悪い。

冗談はさておき、この「実績」の背景は、おそらく次のような発想だろう。

『自分の部署が、知事の実績に貢献しているとアピールしたいし、よそよりも貢献度が低いとまずい。だから、あれもこれも、とにかく入れておけ。おかしけりゃ、広報で切るだろう。』

実績を最大限アピールしたいというのは、組織の健全な欲求でもある。とにかく情報を上げて、そのコントロールは、広報担当部署に任せるという発想も、組織としては間違いではない。

しかし、そこにあるのは、県民に対する説明責任というよりは、むしろ、知事に対するそれだろう。その結果が、水増しと強弁による「実績」だ。
要は、バランスの問題であり、情報の内容と過不足の整備は、誰かがコントロールする必要があったのだ。内向きの論理で語られた言葉は、外にそのまま出すのではなく、誰かが翻訳しなければならなかったのだ。
宣伝であれば、当たり前の話ではないか。

広報課は、このような打算による不自然な「実績」を、県民が評価すると考えているのだろうか。そのような広報を通じて、県への信頼が増すと思っているのだろうか。
県民を侮ると、県民から侮られるのは、いちばん上に立つ人間だ。それを理解しない宣伝マンに任せなければならないとすれば、知事は不幸である。

このページを作ったのは秘書課のようだが、素人の作るホームページなんて、まーこんなもんでもしょーがない。問題なのは、秘書課のコンテンツ制作の技量や情報整理の能力ではなく、トップのトップのそのまたヘッドラインに配したプロパガンダ目的という、戦略的に「超」重要であり、最大級の気合で創らなければならないコンテンツを、こんな程度のまま公開してしまう、今のWebSite信州の管理・運営体制にあると、言わなければなるまい。

一体、広報課は、この「超」重要な広報案件の監修を、どのように行ったのか。行っていないならば話にならないし、行ってこの程度ならば、...えーと、なんて言ったらいいか...もっとがんばって、としか言いようが...。「コンテンツ自体に魅力や活気がない印象を抱きました」なんて、言われないように。
http://www.u-works.co.jp/jichitai/2007/nagano2007.php

前職がやりすぎだったから、意識的に抑えようとして、抑えすぎになってしまっている、というわけでもないみたいだし。広報課は、広報のプロとして、しっかりと、リーダーシップを発揮していただきたい。

「長野県政 この1年間の主な実績(平成18年9月~平成19年8月)」を、
総じて評すれば、実績をアピールするページなのに、読後、必ずしも、県に対するイメージアップが実感できない。
無理やり捻り出した「実績」や、お役所言葉の羅列に、読み進めるほどに、だんだん読む元気がなくなってくる。数だけはそろえたけれど、全部目を通してくれるユーザーは、どの程度いるのだろう。
たぶん、このページから得られる宣伝効果とは、その逆効果で帳消しにされてしまう程度のものだろう。

例えば、メインのコンテンツとして、「本当の実績」だけを提示し、目標やら計画やらは、推進中の案件として、下の方に別項目として整理したら、どうだったか。その方が、余程潔く、スマートであり、正直であり且つ分かりやすかった筈だ。

Flashばりばりの、見栄えバッチリなコンテンツを、金を積んで委託で作れ、と言っているのではない。写真を配して県民の理解を助けるとか、いくらでも工夫のしどころはあった筈だ。見やすく、操作しやすく、腑に落ちるページを、一生懸命工夫して作れば、その情熱は伝わるのではないだろうか。

奇しくも知事は、「公務員として、誇りと責任をもって、仕事に対する情熱を胸に、職務に立ち向かっていただきたい」と、言っておられるのだ。
-------------------------------------------------------------------
してもいないことを、「した」と強弁する長野県の体質も、このときから改まってないね。 それを諌める役を、広報課が放棄している点も。

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2010年12月22日水曜日

アンケート終了

実施中のアンケートですが。仕分け委員応募に対する選考結果が出ましたので、終了します。
ご協力ありがとうございました。

-----------------------------------------------------------
長野県事業仕分け県民委員に応募した小職(12/17日記参照)。
選考結果をどう予想する?

通るわけないし、実際通らない。 2 (33%)
通るわけないのに、何故か通る。 0 (0%)
通ると思うが、「残念な結果」 0 (0%)
通ると思うし、ほんとに通る。 2 (33%)
仕分けは出来レースだから、関心なし。 2 (33%)

 
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事業仕分け委員に応募-選考結果発表

仕分け委員募集に、無理とは分かっていながら応募した小職。22年12月1日付けで、行政改革課長通知が、メールで来ていた。

------------------------------
22行第40号
平成22年(2010年)12月21日

小 泉 一 真 様

長野県総務部行政改革課長


信州型事業仕分けパイロット事業に係る県民委員について

このたびは、お忙しい中、信州型事業仕分けパイロット事業の県民委員に応募いただき、誠にありがとうございます。
募集につきましては、募集人数を上回る36人の方から応募があり、「信州型事業仕分け県民委員選考委員会」で慎重に選考を行いました。
なお、選考の過程で、信州型事業仕分けは、県が行っている事務事業について、外部の視点で仕分けをしていただくものであることから、信州型事業仕分け県民委員選考要領第5の規定に基づき、県職員は選考の対象外とさせていただきましたので、ご了承願います。
なお、事業仕分け当日は傍聴が自由にできますので、お時間の許す限り御来場くださいますとともに、今後とも、県政の運営につきまして一層の御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

**********************
〒380-8570
長野県総務部行政改革課
課長 倉沢幸一 
(以下略)
------------------------------

というわけで、予想通りの理由により、門前払いとされました。
応援してくださった読者さん、ありがとう。期待もたせてしまって、申し訳ありませんでした。

「なお~ご了承願います。」の段落が入ったことは、評価したい。こんなこと、わざわざ書かなくても、長野県職員を落とすことは、できたはずだから。
それにしても。

「んだよー、なら、最初から、長野県職員は応募するなって、そう書いておけばいいじゃん。」

とは思うけど(笑)。

メールの日付を見ると、21日23時29分とある。遅くまでお疲れさん、行革課。

じゃー15日は、本庁で傍聴するか。読者の皆様も、どお?

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2010年12月21日火曜日

謎めいた小職の横顔が明らかに(笑)

というわけで、新ページ「プロフィール」作りました。
トップページのタイトルの下のタブを、クリックしてくださいまし。

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生き生きしてる? 小職が?

珍しいひとに、最近、会った。田中康夫氏が、長野県知事であった当時、任期付き職員として長野県庁に在籍した経験を持つ方。

メールを出してみると、返信があった。ブログの中の小職は、生き生きとして見えると、ある。
うーん。なるほど。そう見えるのか。

自分に給料を支払う組織に、弓を引くというのは、それがどんな組織であっても命がけだろうし、今もそれは変わらない。

友人からは、冗談で、おどされた。

「これが映画なら、お前、組織から消されてるな」

そんなリスキーな道を歩んでいる小職なのに、生き生きしている?

そうなのだ。


小職に給料を支払ってくれているのは、長野県庁でも人事課でもない。県民の皆様だ。小職が責任を負うのは、人事課に、ではなく、県民に対して、であるはずだ。そう自分を鼓舞してみても、やはり無理があり、当時は胃が痛んだ。

8月、書き始めた頃の小職は、6000人の県庁の中で、独りぼっちだった。書きながら、あまりの孤独さに気付き、知らぬうちに落涙した日も、ある。

今、小職は、自分が、本庁の一部官僚主義者たちと同じ種類の人間だとは、思えない。8月以降、ブログを書きながら、小職は、変わった。書くことで、本当の、あるべき自分に、どんどん近づいていく気持ちよさがある。逆に、県庁からは、なんと遠い所へ来てしまったことだろう。

もう、小職の行く末は、県庁の行く末と交わることは、ないのだろうか。

救いは、ブログやツイッターで書くことで、共感を表明してくださる方と、少しずつ触れ合えるようになっていることだ。

読者の皆様、ありがとう。小職が、書き続けられるのは、そして生き生きして見えるのは、貴方たちのお陰です。

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2010年12月20日月曜日

長野県知事直轄で管理すべき広報があると思うのだが

ここで、問題です。
現代において、最も重要なPR媒体は、何。

...はい、正解。Web以外に、ありえない。
ホームページの構成に、トップが直接口を出す。そういう企業・自治体は、少なくないはず。

特に、トップページの構成と、そこから誘導しようとする一部の重要なコンテンツについては、広報戦略上の管理が行われるべき。大体、長野県ホームページのトップは、ひじょーに見づらい。長野県が隣接する県全てと比べても、最も見づらいと言ってもいい。

それはさておき、信州・フレッシュ目安箱は、小職が考えるに、重要なコンテンツに該当する。
どうして重要と判断するのか。ぶっちゃけた話、知事の票に直結するからだ。目安箱は、長野県ホームページで、殆ど唯一、県民と県庁が、直接コミュニケートできる場である。ここで、ロクでもない対応だと、知事は、次の選挙の票を逃がす。しかも、質問してきた当事者だけでなく、公表された回答を読んだ、他の県民の不興を買う可能性だってあるのだ。
逆に、よい対応で県民に感心してもらえれば、票を確保できる。たとえば、良い対応として、どのようなものが考えられるかについては、小職の考えをここに書いた。
http://naganokencho.blogspot.com/2010/09/blog-post_28.html

目安箱という公器を使って、現職の強みを発揮するも、その逆になるも、対応一つ。だから、ここは、知事が自分の責任で、熱心に管理すべきなのだ。まー役人に任せて、票を逃がしてもいいという、鷹揚な考えなら、別にいいんだけどさ。

「票」なんて、余りにも直截なものの言い方に、眉をひそめた方も、いるかもしれない。でも、有権者を大事にするという姿勢は、経営品質を確保する上で、最も重要かつ強力な動機たりうるんじゃなかろうか。いいじゃん、動機は不純だって。県民の満足度と福祉が向上するなら。

なんで、こんなことを書くかというと。どうも、その辺が、怪しいんだよ。情報公開請求したところ、広報課から、知事宛てに、目安箱の回答状況について、報告はされている。





だけど、公開された文書を見る限りでは、知事に渡った報告は、非常に軽く扱われている。この報告文書に、秘書課が設定した文書保存年限は、わずかに1年。1年というのは、最も短い保存年限。軽易な文書との認識でなければ、1年という保存年限は、ありえない。




秘書課は、収受日付印を押すことさえも、してもいない。文書を受付けしたら、収受印を押印するというのは、どの役所でも最初に新人が仕込まれる、ごくごく基礎的で定例的な事務であるはずなんだけど。
回覧や、決裁等の、何らかの事務処理が行われた形跡も皆無。秘書課がつけたポストイットがなければ、秘書課で保存していた文書かどうかも、客観的に判別できないほど。
文書を取得したら、最低でも係内で回覧しておくのが、小職の知っている長野県庁の文化。回覧もしないで、奇麗なまま残っているのは、何故だろう。知事への報告なのに、知事自身が目にしたかどうかも、これでは疑わしい。

目安箱への県民からの質問は、大抵が、行政への不満や疑義がもとになっている。その上、勝手に伏字にしちゃってるし。うがった見方をすれば、秘書課は、都合の悪い情報を、知事に見せたくないんじゃないかとも、思える。

で、情報公開された文書交付の窓口となっている、行政情報コーナーを通じて照会してもらったところ、秘書課の回答は次のようなものであったらしい。

「知事に手渡して、目を通していただいて、また返してもらって、そのまま保存している」

へー。文書事務のありかたとしては、リアリティに溢れた回答だなあ。知事にお見せする文書に、収受印も押さないんだ。それに、普通は、担当者・係長・課長と、回覧印押すけどね。官僚出身の知事が、そういう文書の取り扱いで、よしとされたとは、不思議。

知事。小職は、これでも、貴職に票を入れたんです。票を逃がさないようにしてくださいよ。貴職の部下の監督が出来ていないと、批判しているのでは、ありません。心配して、申し上げているのです。

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2010年12月18日土曜日

金箱邸見聞記-長野市松代町にて

まず訂正。金箱邸というのは、武家屋敷ではなく、商家住宅でした。ごめんなさい。

「旧金箱家住宅は、明治時代初期の町屋(商家)として、主屋、土蔵、薬医門等の建物と泉水路や池が一体となって良好な屋敷構えを構成し、明治時代初期の有力商家の暮らし振りを伝える貴重な歴史的建造物である。現在は長野市が所有しており、市では旧樋口家住宅及び旧前島家住宅に続き、地域の貴重な歴史的建造物として保存整備し、松代城下町の観光拠点の一つとして利活用することを目的として、国土交通省まちづくり交付金を援用し、平成23~26 年度に庭園を含む建物の保存整備工事を計画しているところである。」
(長野市・旧金箱家住宅整備活用計画策定業務委託仕様書)


というわけで、12月17日、長野市教育委員会「旧金箱家住宅活用ワークショップ」の初会合に参加。お互いの自己紹介後、早速、現地へ。

スッキリ晴れた日でよかったねー。見えてきました、金箱邸。 

ありゃりゃ、壁がボロボロだよ。 

門の上のかわらは、細かい細工。かっこいい。でも... 


中はこんな現状です... 

池。ちゃんと手入れすれば、きれいになるんだよね(汗) 

嗚呼、このトイレのカバーが懐かしい。 

立派な神棚

蔵のつづらを開けたら、雑誌やら手紙やらが、まだそこに。
(手紙の差出人名は消してあります) 

蔵の内側には、びっしりと鉄格子が張り巡らされている。商家の蔵ゆえとか。 

天井にフォーリーブスのピンナップ発見

屋内で保存されているシャチ瓦。ここでも、瓦にはこだわりが。 

蔵の軸組み

建物の配置図


参考に、武家屋敷の樋口・横田・前島家(順不同)も見せてもらったけど、全然違う。武家は、端正な佇まいで、間取りに秩序が感じられ、かっこいい。金箱邸は、「なんでこんななん?」と思わせる構造が盛りだくさん。背の立たない中2階とか、2畳程度のロフトとか。

感想を出し合った。

「壁に貼られた包装紙とか、そのまま生かせないものか。今あるもので生かせるものは生かし、生活のリアリティを演出しては。気軽に、自由にアクセスできる建物に。子供が遊べるような。格式の武家と、自由なイメージの商家で、キャラ分けをしては」

というようなことを、小職は述べた。

次回以降、どう展開するか。思ったよりも、楽しめそう。何か意見のある読者さんがいたら、参考に聞かせてください。

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2010年12月17日金曜日

100%無駄と分かっちゃいるが-仕分け県民委員に応募

長野県庁行政改革課が、事業仕分けを行う県民委員を募集している。というか、していた。

まー応募しても、県職員が仕分け側に回るというのもアレだし、何といっても、小職だし。通るわけないよな。
でもさー、定員の10人以下しか応募がなければ、当確だよねえ。それだって、ありうる。
そう思って、件のサイトを見ていると。委員選考要領を発見。

要するに、どういう答案を書けば、選考時に評価されるのか、ヒントを示しているのだ。テストの答、教えてるようなものじゃん。
こういう客観的な指標を、予め示す行政改革課。ちょっと見直した。客観性が確保された選考になるんじゃないかと、ちょっと期待したくなる。まあ、制度が整っていても、運用が恣意的というのは、よくあるパターンなんだけど。

というわけで。小職の応募申込書の「自己PR」欄は、こう。

---------------------------------------------------------
長野県庁奉職18年の県行政精通者。日常的に県行政に対する問題意識を持ち、県行政評論を扱うブログは、月間8000PVの支持を得る。地元公民館活動の役員を務め、地域の行政需要も知悉。長野県観光協会で経営企画室に在籍し、広報を担当したことから、観光・経営品質・広報分野に強い関心を持つ。また、同協会でスカイマークエアライン社長(当時)、日本旅行元金沢支店長の指導を受け、民間の経営のあり方にも触れた。長野市教育委員会「旧金箱家住宅活用検討ワークショップ」委員。
---------------------------------------------------------

もー、小職のキャリア総動員という感じ? それでもこの程度なんだけど(笑)
ちなみに「評定の視点」は、次のとおり。読者の皆様、採点してみてください。

---------------------------------------------------------
応募の動機から意欲、問題意識が感じられるか。
地域活動や社会経験等から事業仕分けに必要な知識等を有しているか。
---------------------------------------------------------

で、400字程度の小論文「事業仕分けに参加してやりたいこと」は、こう。

---------------------------------------------------------
事業仕分けに参加してやりたいこと
制度・施策を作るのが、行政ではない。行政として、それは最低限の仕事だ。肝心なのは、いかにそれらを効果的・効率的に、施行するかである。行政に魂を込められるかである。
しかし、競争原理や、利潤極大化等による動機が十分に確保されない行政においては、それらは軽視されがちだ。創意なく、最低限の運用でよいとする思想に、陥りがちとなる。その結果、費用対効果への不十分な考慮、事業自体の目的化が進行する。
ゆえに、ある時点で、部外者の意見を容れ、ゼロから見直すことは、行政にとって必須なのだ。それは、採算性というモノサシで常に自分を律する機会がなく、また効率性の判断を本来業務としないからでもある。それらを、私は正す。
スカイマークエアライン社長や、日本旅行金沢元支店長の薫陶を受けた私は、長野県職員でもある。だからと言って、県に斟酌しない。このキャリアが、必ず仕分けに役立つと確信する。
---------------------------------------------------------

タイトル含めて、ピッタリ400字(スペース含まず)。小論文の評価基準は、つぎのとおり。

---------------------------------------------------------
応募要領の字数の範囲内で論旨が要領よくまとまっているか。
内容がテーマの趣旨に沿っているか。
意欲、問題意識が感じられるか。
一般論に終始せず、自分の意見がみられるか。
考え方が偏っておらず、公平的な見地から述べられているか。
---------------------------------------------------------

まー考え方は、偏ってるかもしれないね。県庁基準から見ると。

さて、選考結果の通知が、いつとは書いてないんだけど。
読者の皆様の予想を、アンケートでお尋ねしてみようかな。洒落だから、投票していってくださいねー。

それから、行政改革課に電話かけて、小泉をぜひ委員に、とか、やらないでくださいねー(誰もやらんとは思うが)。

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長野県は、この事業を仕分けせよ-対象事業募集に提案

2月13日に当ブログで紹介した、「信州型事業仕分けパイロット事業の対象事業の募集」

小職は、次のとおり提案した。

①事業名 広聴事業における県政世論調査(広報課)
②提案理由 県政にフィードバックし難いと思われる設問が、一部に存在し、調査のための調査になっているため。事務事業評価シートにも、「県民からの意見を施策に反映する」ものとしての、達成状況が記載されていない

念頭にあるのは、今までにも当ブログで問題を指摘してきた観光満足度調査

今日は、金箱邸のワークショップ参加のために休暇とったから、午前中はフリーの小職。ブログを更新できて、うれしいっす。

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長野市の観光と文化財保護のワークショップに参加します。

おはようございまーす。

長野市教育委員会主催「旧金箱家住宅活用ワークショップ」初会合が、本日1330時から開催される。メンバーに立候補しておいたところ、参加を認められた。4月まで、活用についてのセッションが続く。

旧金箱家住宅って、何。と思ってググってみても、得られる情報は少ない。松代町に残る武家屋敷商家住宅らしい。「遊学城下町」、「エコール・ド・松代」の観光コピーで知られる松代町。既存の武家屋敷、大本営地下壕跡、池田満寿夫美術館等の観光資源と併せて活用する方策について、話し合うもの(と予想)。痛みが激しいらしいから、保護との兼ね合いもあるか。

1730時まで、みっちりやる予定になってる。ひー。

会合の様子は、またお話します。

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2010年12月16日木曜日

長野県のごく甘情報管理

長野県の秘密保持の感覚に、最近疑問を持っている。
というのは、小職が情報公開請求を繰り返すうちに、

「これー。出しちゃって、いーのー!?」

的な文書に、出くわしてしまったからなんだけど。どう見ても、情報公開条例の公開義務から除外されている案件と思われる。
んじゃー、早速スキャンして、ブログで公開...といきたいけれども、当事者に不利益が及ぶ恐れがあるんで、当面それはしないけどね。いや、公表しても、小職が責任を負うわけじゃないから、それはいいんだけど。長野県庁が傷ついても、可哀そうだし。

まあ、カードとして取っておこう。

だけどさー。最近、色々あったじゃない。尖閣諸島の領海侵犯事件の映像流出とか、警視庁外事3課の対テロ対策情報漏洩とか、ウィキリークスの公電公開とか。当然、これらの流れを受けて、行政情報の取り扱いに十分留意する旨の通知が、県庁各機関あてに、出されて...いるよねえ? そういえば、見たことないんだけど。

じゃあてんで、情報公開請求。
 

やっぱ、情報漏えいへの注意喚起は、全く行われていないということだね。唖然。

うししし、このタイミングで、カード切れば、「全国で情報流出が続いている中、何をしとるかー」「注意喚起もしとらんのかー」的なお叱りを受けて、体質が改まるかな? 


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2010年12月15日水曜日

長野県庁人事課のお役所マジックを崩す

(大幅に直しました)

前回までのあらすじ--------------------------------------

国家的課題であり、長野県も総合計画で対策を掲げる少子化問題。「次世代育成支援対策推進法」では、企業等各種団体に、行動計画の策定を義務付け。長野県も、特定事業主として、計画策定と、実施状況の公表が求められている。
ところが、長野県の実施状況報告は、実績がないのにも関わらず実績をひねり出す、「無から有のお役所マジック」であった!?


--------------------------------------------------------

というわけで、お役所マジックへの小職のツッコミは、ここ。

http://naganokencho.blogspot.com/2010/11/blog-post_22.html

それから、担当する人事課の回答は、ここね。

http://naganokencho.blogspot.com/2010/11/blog-post_3675.html

さて、も一度、ツッコミ直すか、と妻と相談。

--------------------------------------------------------

「前期長野県特定事業主行動計画」の実施状況不備について

人事課長 様

私の質問について、2010年11月22日付けでご回答いただき、ありがとう存じます。貴職のご回答につき、再度質問させていただきます。

貴職回答引用---------------------------------------------

1 「長野県職員子育て支援プラン推進委員会」は、「長野県特定事業主行動計画策定・推進委員会」として前期計画期間中は継続して設置しております。平成21年7月、後期計画を策定するにあたり、改めて「長野県職員子育て支援プラン推進委員会」として組織し直したものです。

引用終わり-----------------------------------------------

これについて、次のとおり質問します。

1a
貴職回答は、私の質問に対応するものとなっていません。
「長野県職員子育て支援プラン推進委員会」を、21年7月まで設置しなくてよいとする、貴県の意思決定に関する情報を含む公文書の、書名をお知らせください。そのような公文書が存在しない場合は、その旨ご回答ください。その余の回答は無用に願います。


貴職回答引用---------------------------------------------

5 庁内託児施設については、設置状況に関する全国調査を平成21年11月に実施しました。引き続き調査結果を参考にしながら、プランの趣旨に沿った対応を進めてまいります。なお、全国調査実施の公文書名は、「都道府県有施設における庁内託児施設(所)の設置について」都道府県職員福利厚生担当課長あて平成21年11月4日付け事務連絡です。

引用終わり-----------------------------------------------

これについて、次のとおり質問します。

5a
貴職回答は、私の質問に対応するものとなっているかどうかについて、再度確認願います。
私が問うたのは、「庁内託児施設について」、「アンケート結果を踏まえながら」の「さらに詳細な意識調査、需要調査」及び「現状を十分把握した上で」の「設置の必要性や設置場所等についての」検討に関する公文書です。貴職の教示した書名により、情報公開請求を行い、開示された文書が、請求趣旨に合致しない場合は、不服申立ての対象となりえますし、不当に支払うこととなった資料複写代については、損害賠償請求の対象となります。十分にご確認ください。

5b
仮に、貴職の教示した文書が、「庁内託児施設について」、「アンケート結果を踏まえながら」の「さらに詳細な意識調査、需要調査」又は「現状を十分把握した上で」の「設置の必要性や設置場所等についての」検討に関する公文書に該当するとして、実施状況に記載しなかった理由をお示しください。


貴職回答引用---------------------------------------------

以上、ご質問へのご回答とさせていただきますが、前期計画に記載された事項につきましては、実現可能なものから取り組んできており、前期計画期間中に取組に至らなかったもので、後期計画に引継いだ項目については順次実施してまいりたいと考えております。

引用終わり-----------------------------------------------

これについて、次のとおり質問します。

C1
前期計画には、実現可能でないものも、盛り込まれていたということでしょうか。
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2010年12月13日月曜日

ありがとう、20000PV!

10,000ページビューが11月2日。それから40日ちょいで、20,000まで漕ぎ着けました。

いつも見に来てくれるあなた。バナーをクリックしてくれるあなた。
ご支持に、本当に感謝してます。

たまには、軽いハナシでも。
子供が通う保育園から、長男が怪我をしたと電話が。こめかみを切って、縫ったとか。
大したことないみたいだったけど、午後の休暇をとって、子供の様子を確認。まだ早い時間だったので、そのまま子供と映画館に行ってしまいました(笑)。
ハリーポッターだけど、かーなーり、恐かった様子。何度も、小職の肩に、顔を伏せてましたわ。小職も、ドリーミーでファンタジックなハナシかと思ったら、終始暗くて低彩度の画面。子供には難しかったね。


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信州型事業仕分けパイロット事業の対象事業の募集について

平成22年12月10日(金)から、募集を始めたらしい。
読者の皆様も、応募されてみては。
詳しくは、長野県庁行政改革課の、こちらのページ

http://www.pref.nagano.jp/soumu/gyoukaku/shiwake/jigyo/jigyobosyu.htm

それから、「事業仕分けを行う県民委員の募集について」も。

http://www.pref.nagano.jp/soumu/gyoukaku/shiwake/kenmin/kenminbosyu.htm 
 
小職は...さてどうするか。17日までだと、余り日もないよね。でも、たかだか6営業日の募集で、県民から十分に意見を聞きました、と言うつもりなんだろうな。


仕分けの担当が、行政改革課というのは、初めて明らかになったんじゃないかな。小職は、企画部の政策評価課に仕切ってもらいたかったけど。
 
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憲法無視の長野県庁-長野県の民主主義に未来はあるのか

長野県庁の、目安箱への質問と、それに対するホームページ上の回答の一部が、広報課により「検閲」され伏字になっている件について。今回は、今までの小職の論調とは、やや角度を変えて、憲法との関係を、論じてみる。

今まで、小職は、次のような観点から、目安箱の運用に疑義を提示してきた。

【長野県庁の回答において、特定の公共工事を担当する現地機関名称等の情報が、『○○建設事務所』等と伏字になっているのは、説明責任の放棄でしょ】

伏字の理由として、長野県庁広報課は、質問者のプライバシー保護を口実としていた。が、小職が情報開示請求したら、あっさり公開されたんで、そのリクツは成立しなくなったわけだ。
今は、この指摘を受けて、広報課がどう運用を改めるか、というステージにある。だから、この論点からは、これ以上、小職がなすべきことはあまりない。

ところで、日本国憲法第21条は、次のように定めている。

「第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。」

目安箱の伏字運用は、憲法の定める表現の自由保障規定に抵触していないか。または、少なくとも、憲法の精神を尊重していないのではないか。

目安箱では、回答だけではなく、質問までもが、検閲・伏字にされている場合がある。
実は、小職が情報公開請求した次の3件は、全て回答と同時に、質問が、伏字にされているものであった。読者は、リンク先で、原文を確認していただきたい。

急傾斜地崩壊対策事業について(2010年4月5日受付)

道路工事について(2009年6月4日受付)

採石場の拡張について(2009年4月28日受付)

質問・回答公表の方針について目安箱制度のトップページには、こうある。

「お寄せいただいたご意見等とそれに対する回答は、氏名、メールアドレスなど個人情報に係る部分を伏せた上でデータベース化し、『信州・フレッシュ目安箱』のホームページ での公表方針に基づき、県のホームページで原則公表させていただきます」

「なお、公表を希望されない場合は、ご意見等をお寄せいただくときに、その旨をあわせてお知らせください。」

ということは、質問者が「伏字にしろ」と要望しない限りは、質問者自身が、質問の全部が公開されることに、責任を負っていることになる。逆に言えば、公表を望まないのでない限りは、公表されることを望んで、質問者は問うているのだ(当たり前だが)。

上記3件の情報公開請求は、目安箱の質問から回答に至る間の事務処理の上で、取得または作成した全ての文書に対して、行った。しかし、質問の一部を伏字とすることについて、広報課と質問者との間で、調整がなされた形跡はない。広報課の一存で、検閲が行われてきたのだ(まー調整が行われていたら、それはそれで問題だけど)。

これは、質問者に、質問公表の責任を負わせる一方で、公権力が、一方的に質問者の表現に改変を加えたことに他ならない。つまり、質問者の「表現の自由」への一方的な介入である。しかも、この「表現の自由」に対する侵害は、情報公開請求によって、あっさり覆される程度の必要性によるものなのだ。公益性から判断して、公権力による「表現の自由」に対する干渉が、許される場合は、もちろんありうる。その場合も、情報公開請求程度で、ひっくり返るのでは、十分な理由であると言い難いことは、明らかだろう。

「表現の自由」は、日本国が自由主義の国として存立する大前提であり、民主主義が成立する要件の根幹の一つをなすと言ってよいだろう。しかるに、「表現の自由」に対する、長野県広報課の、感覚の鈍さは、どうだろうか。

薄弱な理由しかないのにも関わらず、憲法と「表現の自由」に対して、公然と挑戦する機関が、長野県の広報を担っているのだ。

あなたが、お役所的な常識の持ち主でないフツーの市民であるならば、この危うさを分かってくれるだろうと、小職は信じる。また、小職が、たかだか目安箱の運用に、これだけ拘る理由を、理解していただけるとも。

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2010年12月10日金曜日

『北信ローカル』紙で【長野県庁vs小役人】が紹介された♪

「あまり大きく載らないかもしれませんが...」なんて、取材してくれた記者さんから言われてたんだけど。結構、大きく載ったじゃん♪ 「北信ローカル」さん、ありがとうございました。


にほんブログ村の、「ランク1位」連続3ヶ月という、客観的な指標があったことが、効いたみたい。毎日「公務員日記」のバナーをクリックしてくださる、読者様のおかげ。ほんとに感謝。

これが、長野県庁が動く契機になれば、いいんだけどね。

よーし。この調子で、次は連載、その次は出版を目指すかなー(無理)。

それにしても...URLも書いてほしかったなー、なんて(笑)

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メディア初露出(^o^)/

本日付け『北信ローカル』紙上で、【長野県庁vs小役人】と小職が、写真入りで紹介されました。購読されてる方は、是非見て下さい。
詳しくは、今晩アップします。

たまには誉める-長野県庁地域福祉課の仕事ぶり

11月29日のブログで、長野市の災害時要援護者支援事業について、書いた。

個人ごとの支援計画の作成は、個人情報提供の同意が前提となっている。これでは、認知症や発達障害者等、意思表示が上手にできない、本当に援護が必要な方ほど、援護の対象から漏れていくことになりはしないか-という、小職の疑問。で、実際、福祉の現場では、個人情報の取得と管理について、対応に困ることがあるようだ。

12月7日の信濃毎日新聞から引用。

------------------------------

民生委員への個人情報提供、県がガイドライン策定へ

県は年度内に、市町村が民生委員に高齢者世帯の個人情報などを提供する際のガイドラインを策定する方針を固めた。民生委員は民生委員法に基づき守秘義務を課されているが、個人情報保護を理由に、委員活動に必要な情報を提供しない市町村があるため。6日の県会健康福祉委員会で明らかにした。
-略-
だが、県によると県民生児童委員協議会で「市町村から情報が得にくくなった」との声が出始めたことから、県地域福祉課が民生委員への情報提供について9、10月に県内77市町村を対象にアンケートを実施した。
その結果、高齢者の所在確認などに不可欠な高齢者世帯名簿は31自治体(40・3%)、介護が必要な高齢者の住所などを記載した要援護高齢者名簿は26自治体(33・8%)がそれぞれ提供していなかった。理由として「情報流出の心配」「本人や家族からクレームが出る」などが複数挙がった。
同課は「市町村は民生委員の活動に必要な情報を提供する必要があるが、個人情報保護の観点からも、いつ、どんな情報を提供を出すべきか迷っているのではないか」と推測。年度内に3回程度開く県民生児童委員協議会と、市町村の意見を参考にガイドラインをまとめるとしている。

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市町村の、現場対応の苦慮を察知して、長野県が取り扱いについて、基準を決める。県と市町村の関係は、かくあるべしという感じだね。

基準というのは、お役所の実務上、大事なんだよね。お役所ってーと、マニュアルどおりの事務しかやらなくて、融通が利かないように思われる方が多いかもしれないし、まー実際そのとおりなんだけどさ。一方で、マニュアルやガイドラインがあるおかげで、品質の整った、均質な行政サービスが提供できる。個人情報とか、取り扱いが難しい事務ほど、基準が必要になってくる。

もし、基準を設けないと。
個人のプライバシー保護を語って、検閲業務を推進する某課のようなサービスになってしまう。必要性が、わかったでしょ?(笑)

地域福祉課、がんばれ。市町村の仕事が、円滑に進むような、いい基準を作ってください。

まーもっとも、長野県個人情報保護条例が施行されたのが、平成3年10月1日。それから、「基準が必要だね」という議論が始るまでに、19年を要したというのは、ちょっとね...。

県会健康福祉委員会で、長野県に、「基準を作る」と言わせた委員は誰だろう。何故か、報道されてないんだけど。

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2010年12月8日水曜日

長野県庁砂防課さん、ごめんなさい

(前回までの粗筋)---------------------------------------------
長野県行政について、質問すると、5日で回答が。ホムペで公開され、過去の質問/回答の検索もできる。行政への住民参加としても、行政の説明責任の果たし方としても、とてもナイスな制度が、長野県庁の目安箱

しかし、どんなに優れた制度も、役人の運用次第でパー。担当の広報課は、質問/回答を検閲、公表の際に伏字に。理由は、プライバシー保護。でも、なんで、工事担当の出先機関名とかまで、伏字にする必要があるの?

つーわけで、伏字が、本とに法令上公開が不適当な情報なのかどうか、情報公開請求した小職。結果、ほとんど全ての伏字が公開されちゃった
プライバシー保護が理由なら、情報公開もできないはずだが。

結局、保護しようとしていたのは、プライバシーではなく...
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小職は、砂防課をはじめとして、建設部諸課に対して、詫びたい。というのは、問題の検閲は、質問の対象となった工事に責任を持つ課と、広報課が、共同して行ったものではないかと、小職はみていたからだ。
いや違う。伏字とするのを主導したのが、建設部。広報課は、それを見逃しただけではないかとまで、疑っていた。

疑って申し訳なかった。全く逆で、建設部の原稿を、検閲し、伏字としたのは、広報課の仕業であった。

例を示そう。
再び、砂防課が回答した「急傾斜地崩壊対策事業について」(2010年4月5日受付け)

4/5 広報課: 受付け。砂防課に回答を指示。



4/12 砂防課: 質問者あてに、直接回答。一方で広報課あてに報告。この時点では、まだ検閲はない。


5/12 広報課: 砂防課あてに、ホームページ公表原稿の確認を指示。この時点で、既に、広報課による検閲が行われている。






(日時不詳) 砂防課: 広報課による検閲案を確認した旨の回答。



砂防課は、仕事振りは、きちんとしたものだ。工事の遅れについて、入札不調という事情があることを、過不足なく説明したうえで、測量の際の民有地立ち入りについて、不手際があったことを認め、謝罪している。事業、地籍、担当建設事務所の名前も、出している。逃げも隠れもしない。
このような態度は、住民との交渉の最前線に立つ建設部としてみれば、当然のことなのだろう。こうでなければ、住民の信頼は得られないし、工事は進まないのだ。

一方で、広報課の仕事振りは、こうだ。

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こんな質問来たからー。君ら建設部で、メールで回答しておいてー。いちおー、俺ら広報課にもCCでちょーだいー。何かあったとき、「知らない」じゃ、上から怒られるからさー。

で、翌月。

てきとーに伏字にしたからー。ホムペに載せる前に、チェックしてー。君たち建設部の回答は、俺らに事前に知らせないでいーけどー。俺ら広報課の仕事は、君たちにきちんとケツ持ってもらうからー。

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その伏字にしても、担当事務所を、伏字にしたり、しなかったり、バラバラ
問い合わせた結果、伏字にする際の基準は、存在しなかった
これでは、担当者が、好き勝手に、気分次第で伏字にしていると思われても、しょーがない。こういうのを、恣意的な行政というんじゃないか。
小職は、正直、落胆した。広報ってのは、もっと高度で、知性を働かせる仕事だと思ったからね。

広報課は、回答する内容には興味はないのだと、今回、はっきりと分かった。質問者に、長野県の行政について、正しく理解していただくことには、無関心なのだと。
だって興味があるなら、回答には予め目を通すでしょ。きちんと質問に答えているか。分かりやすいか。某人事課みたいな、不誠実な回答になっていないか。回答の品質と水準の確保に、責任を持とうとするはずだ。

「こんな回答じゃダメ」

ときには、そう言う気迫だって、必要なはずだ。

砂防課に公表原稿の確認を指示した通知には、こんな一節がある。

「HPへの公表はプライバシーへの配慮を怠ると大きなトラブルを招く原因ともなり得ます。お手数をおかけしますがご確認をよろしくお願いいたします。」

(どーでもいいけど、読点がないのは、読みにくいぞ。分かりやすくメッセージを届けるという意識が、欠けている証拠)

結局、回答内容よりも、広報課が関心を持っていることって、これなんだよね。事なかれ主義。プライバシー保護というより、わが身の保護。

「木曽建設事務所」

と公表することで、「大きなトラブル」になることが、あるんだろうか。あるわけないよ。仮に、なったっていいじゃん、それで損害賠償請求なんか、できるわけないし。それに、どーせ、広報課で最後まで対応なんてできないでしょ。結局、建設部に振ることになるんだし。そのために、原稿チェックさせて、ケツもたせてるんでしょ。大船に乗った気でいればいいのに。

大体ね。情報公開請求されたら、出さざるを得ないものなら、最初から出した方がいいって。ちょっとした失点を恐れるあまり、長野県の広報は、大きな何かを、失っていると思うぞ。

ねえ。建設部さん、そう思うでしょ。貴職らは、エンジニア。現場で活躍するプロ。伏字なんて、不明なこと、プロは、好まないよね?

...広報課が伏字にしてくれるから、助かってるって、今誰か、言った?

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