こんな数値を公表すること自体が、他の自治体と競争する県内観光事業者の皆様の足を引っ張っることになりはしないかと、小職は心配。
他の自治体みたいに、観光地/施設ごとに、実際に観光した人のみの満足度調査を行うのが、観光満足度の標準的なやりかた。そーすりゃー、50%の目標もらくらくクリアできて、いいことだらけ、のはずなのだけど。
まー県庁としては、改める発想はないと思う。2012年度に長野県観光振興基本計画は、計画最終年度を迎える。2013年度からは、新たな基本計画になるから、調査手法を抜本的に見直すとしたら、そのときになるのかなー。
とゆーわけで、基本的には今のやり方を大きく変えないで、60~70%の数字を叩き出すアイディアだけど。
1 参考資料をつける:
「観光地の魅力向上に向けた評価手法調査事業報告書」(平成22年3月観光庁)の中の、長野県関連の指標を抜粋。参考資料として、回答者に提示。
白馬91.1%
野沢温泉96.9%
飯山93.6%
長野県の調査は、一般的な満足度を尋ねるイメージ調査だけれど、これらの満足度の数値に接すれば、長野県観光のイメージがグンとアップすること疑いなし。
まー観光部が正直なら、【ちょうど22年度に観光庁が調査した資料があったんで、これらを参考に供しました】とか何とか、調査報告書に記載するべきだろうけど。でも、書かなきゃ、そんなカラクリ分からないし、問題にはならないでしょ、多分。
2 前フリをつける:
「あなたが、訪れたことのある長野県の観光地/施設で、印象に残っているところは、どこですか」
この設問は、本題の観光満足度の設問の前に、長野県の観光地/施設について、具体的に想起させるための前フリ。長野県観光一般について尋ねるから、満足度が低めに出てしまうのなら、具体的な個別のケースについて、聴いてあげればいい。
ただし、選択肢じゃなくて、記述式にせざるを得ないから、集計にはコストが余計にかかる。
でも、この問は囮。集計しても、あまり意味がないから、何なら集計しなくてもイイ。調査報告書から、除外してもイイ。
3 設問を変える:
【あなたは、県内の観光サービスについて、どの程度満足していますか...】
これが、現行の設問。これを、こう変える。
【あなたの印象に残っている県内の観光地/観光施設で受けた観光サービスについて、どの程度満足しましたか...】
理由は、2といっしょ。どお? こっちの方が、数字出そうでしょ?
4 選択肢を増やす:
現行調査では、選択肢は次の5本。
非常に満足 やや満足
やや不満 非常に不満
どちらでもない
これを、次の通り、7本に増やす。
大変満足 満足 やや満足
やや不満 不満 大変不満
どちらでもない
選択の幅が増えるので、「どちらでもない」を食って、「満足」系の回答のトータルが、増えると期待できる。
まーこれはさがすがに、調査報告書に載せないわけには、いかないね。でも、なぜこの7本かといえば。あるよ、ちゃんと理由が。
「観光地の魅力向上に向けた評価手法調査事業報告書」の選択肢に、合わせたと説明すればいい。
そもそも観光庁のこの調査は、調査手法の標準化を打ち立てるというのも、その目的になっている。今後、この調査の影響が、各自治体の観光満足度調査に波及すると予想されるので、本県も選択肢の建て方を合わせました。...もっともらしいでしょ(笑)
でも、1から4まで全部実施すると、数字が上がり過ぎちゃう恐れがあるんで、まず半分程度やって、様子を見るのがよいかも。まー60~70%なら、DCの影響だね、良かったねで、済ませられる水準じゃないかな。その程度におさえないと。
ところで、観光部の方々。プライドある貴職らなら、こんな姑息なこと、やりませんよね(笑)小職も、ネタとして語ってるんで。マジメに検討しないでくださいな。
というわけで、観光満足度調査に関する問題は、ひとまず終わり。
まとめて、職員専用電子会議室に、公表する予定。直接的なリアクションは、ないと思うけどね。
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