長野市役所第一庁舎と市民会館建替えについての議論の迷走については、言及しているサイトがほかにもあるので、読者はそちらを見ていただきたい。
ここ↓とかね。
http://o-emu.net/webmag/
小泉の疑問は、それらが、合併特例債の対象事業としてふさわしいのかということ。そうは思えない。だから、市民の合意を得る過程にも、無理が生じている。
長野市の総務部長が総務省に照会したところでは、対象事業になると取れる回答であったらしい。
かなりな拡大解釈のような気がする。合併特例債の対象事業は、次のとおりであると、小泉は理解している。
○合併後の市町村の一体性の速やかな確立を図るために行う公共的施設の整備事業
○合併後の市町村の均衡ある発展に資するために行う公共的施設の整備事業
○合併後の市町村の建設を総合的かつ効果的に推進するために行う公共的施設の統合整備事業
○上水道事業、下水道事業及び病院事業に係る次に掲げる事業において、合併に
伴い発生する増嵩経費のうち、特に必要と認められる経費に対する一般会計から
の出資及び補助
長野市の中心にある市庁舎と市民会館の建て替えが、これらのうちのどれかに該当するかといえば、うーむ…どれ? まあ強いて言えば、「合併後の市町村の一体性の速やかな確立を図るために行う公共的施設の整備事業」なのかな。
でもねえ。そもそも合併特例債を使う事業は、合併された地域のために使われるのが、筋。なのに、長野市中央の市役所機能を強化するために使われていないか。
既に頓挫した、権堂地区への建て替えについては、長野市は何度か説明会を行っている。だが全て、
旧長野市地域内だけ。戸隠、鬼無里以下の、合併された地域では、説明を行っていない。これは、おかしくないかい。「合併後の市町村の一体性の速やかな確立を図るために行う」という説明も、聞いたことがない。肝心の、合併された地域は抜きで、市役所の都合で、中央地域の機能を強化しようとしているように見える。
小泉は、吉田公民館のホールで、質問した。
「松本に負けないホールをという声があったが、そういう考えで建て替えをしてほしくない。」
「松本に勝つとかでなく、適切な施設を造る」
と総務部長は答えた。
一方、若里文化会館で、市長はこのように発言したらしい。
「松本に負けないホールを、との声もある」
…結局、その場しのぎの答弁で、建設ありきということなのだなと、小泉は考えた。
小泉は、最近思うのだが、行政が考えているよりも、ずっと、市民は賢く、感覚は鋭い。長野市民の間に、直ちに建て替えに賛成しない意見がくすぶっているのは、何かおかしいという直感が働いているのだと思う。このまま推し進めることがよいことだとは、小泉は考えない。
建て替えにしろそうでないにしろ、住民投票による決着は、有力な収拾案であるに違いない。民主主義にはコストがかかるものだ。それに、こういう状況に追い込んだのは、市民の側ではない。市政の側ではないか。
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