【小泉一真.net】とは

職員・組織の意識改革を目指して、実名を明かし、情報公開請求とブログで戦ってきた、長野県庁元小役人・小泉一真(こいずみかずま)。平成23年5月16日、長野県庁「卒業」。民間人の彼に、何ができるか-「俺の体を斬ってみろ。シナノ・オレンジの血が流れてる」


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2010年12月30日木曜日

最低レベルと言う根拠-長野県の広報について

12月24日の記事で、小職は、長野県広報課による広報のコントロールが、機能不全に陥っていると、2007年の時点で指摘したと書いた。
http://naganokencho.blogspot.com/2010/12/blog-post_24.html

この点については、今も改まっていない。この記事では、有限会社ユニバーサルワークスによる、「自治体サイトアクセシビリティ調査」の評価の一節を引用しているが、その後の調査でも、改善が見出しにくいのが現状なのだ。

現代において、企業・団体が、最も重視し、充実させなければならない広報媒体とは、何か。
こう問われて、Webサイト以外の回答が、ありうるだろうか。広報の主役は、ツイッターでも広報ながのでもテレビでもラジオでも、ない。「Web site 信州」である。
http://www.pref.nagano.jp/

Webサイトが、あるべき水準に達していないのにも関わらず、他の媒体による広報展開にヒトやカネといった経営資源を割き、質を量でカバーしようとするがごとき姿勢は、正しいのだろうか。その前に、「Web site 信州」にこそ、それらの資源を割り当てて、改革しなければならない。

小職は、いま、「Webサイト信州」が、あるべき水準に達していないと言った根拠として、有限会社ユニバーサルワークスによる、「自治体サイトアクセシビリティ調査 2009」を挙げておく。

http://www.u-works.co.jp/jichitai/2009

昨年の調査ではあるが、「Webサイト信州」トップページ以下の構成は、その後も大きく変わっていないと承知する。















ト 


性 





計 
新潟県 3  3    3 4 3 16
富山県 4 3 5 4 4 20
岐阜県 2 1 3 1 2 9
長野県 2 1 3 3 1 10
静岡県 4 3 5 3 4 19
愛知県 4 3 5 4 3 20
群馬県 4 4 4 4 3 19
埼玉県 2 3 4 3 2 14
山梨県 4 4 4 4 4 20
平均 3.22 2.78 4.00 3.33 2.89 16.22

音声化対応、操作性、可読性、レイアウト、汎用性といった5つの評価項目のうち、4つで最低レベルにある。岐阜県と長野県が、群を抜いてレベルが低い。ただし、岐阜県は、この調査の後で、トップページの構成を刷新したようだ。

次は、2004年以降の、各評価項目の推移である。

評価年


















2004  3  2  3  2  3  13 
2005  2  3  3  2  2  12 
2006 2 3 3  3  1  12 
2007  1  2  2  1  2  8 
2008  2  1  3  3  1  10 
2009 2  1  3  3  1  10 


着実にアクセシビリティが向上しているとは、言いがたい。

ユニバーサルワークス社は、「各自治体の調査結果を、当該自治体の担当課宛に郵送をしております」と言っている。従って広報課は、このような問題があると、熟知しているはずだ。
しかし、問題解決が着実に進められてきたとは、言いがたいのが現状である。何故だろうか。

一つは官尊民卑の思想や、縦割り意識が挙げられる。民間会社の評価や、課外の職員の指摘など、気にするほどのことではない、という姿勢。まあ、これは、広報課だけではなく、県庁、特に本庁の問題として、広く意識されるべき課題ではある。

もう一つは、広報課が、リーダーシップを取らないことである。
これでは見づらいから直せとか、このようにフォーマットを統一しようとか、サイト全体の構成に、常に気を配り、口を出す、ディレクターの役割を果たすことが、必要なのだ。「やっている」と、広報課は言いたいかもしれないが、民間の評価を見れば、結果として十分ではない。


ちょうど、昨日の信濃毎日新聞で、来年1月4日から、阿部知事のブログを新たに設けると報道されていた。記者会見で、知事がそう述べたとのこと。
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20101228.htm#5

知事ブログ編集は、広報課が担当する。

うーん。広報課でなくて、企画課のほうが、いいと思うぞ。今も長野県のブログは、企画課が運用しているんだし。広報課的な発想だと、写真撮って、担当課にコメントつけさせて、終わりでしょ。たぶん。それを、「編集」と称しているんだと思うんだけど。
自分で取材して、記事を書かなきゃ。そんなことできない、と言うなら、そういうことができる広報課にならなきゃ。



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1 件のコメント:

  1. 阿部知事ツイッター発言によると「@kazumakoizumi ご意見に感謝。ただ、知事ブログを各課が記事を書くなどどいうことはありませんよ。面白みもないし、余計な仕事を増やすことにもなってしまう。」だそう。

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