【小泉一真.net】とは

職員・組織の意識改革を目指して、実名を明かし、情報公開請求とブログで戦ってきた、長野県庁元小役人・小泉一真(こいずみかずま)。平成23年5月16日、長野県庁「卒業」。民間人の彼に、何ができるか-「俺の体を斬ってみろ。シナノ・オレンジの血が流れてる」


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2011年1月12日水曜日

長野県庁人事課のお役所マジックを崩す3

昨日の続き。
奥さんが、長野県庁の目安箱で再質問。

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人事課長 様

長野県職員子育て支援プラン前期計画(平成17年度~21年度)の、実施状況について、引き続きお尋ねします。

これまでの、貴課の回答を、次のようにまとめました。

1b 同プラン:「次世代育成支援対策に関する職員に対する情報提供や意識啓発」及び「プランの実施状況の把握とそれに基づく計画の見直し」といった、「プランの策定と推進に必要となる」役割を果たすべき「長野県職員子育て推進委員会」を設置。

平成21年7月に至るまで設置されませんでした。その一方で、人事課長回答によると、21年7月まで同委員会を設置しなくてよいとする、貴県の意思決定も、なかったとのことです。

2a 同プラン:「子育てに関する知識や経験を有する者のうちから、任命権者ごとに「子育て相談員」を指定((略))し、(略)職員に対しての周知を行います。子育て相談員は、子育て中の職員等の仕事と家庭の両立などに関する相談に応じます」

人事課長回答によると、「子育て相談員については、指定は行いませんでした」とのことです。

3a 同プラン:「子育て中の職員等を対象として、子育てと仕事の両立方法等について、子育て経験者や子育て相談員等を交えた情報交換会を開催します」

人事課長回答によると、「情報交換会については、開催には至りませんでした」とのことです。

4a 同プラン:「育児休業又は部分休業の取得率アップを図ります。具体的な目標数値は、各年度の当初に前年度までの状況を踏まえて設定していく」

人事課長回答によると、「目標数値については、具体的な数値設定はしておりません」とのことです。

5b 同プラン:「庁内託児施設については、アンケート結果を踏まえながら、さらに詳細な意識調査、需要調査を実施し、現状を十分把握した上で、設置の必要性や設置場所等について検討を進める必要が」ある。

人事課長回答によると、「組織だった意識調査や需要調査あるいは現状の十分な把握までは至って」いないとのことです。

C2 人事課長回答によると、「後期プランでは進捗管理をより的確に行い、プランの着実な推進に取り組んでまいります」とのことです。

そこで、伺います。

C1 前期計画には、実現可能でないものも、盛り込まれていたということでしょうか。
なお、前回も同じ質問を投げかけましたが、貴職の回答は、質問に対応するものとなっていません。「結果として」できたかどうかを問うてはいません。
シンプルに、Yes または Noでお答えください。

1bについて:
「長野県職員子育て推進委員会」が、平成21年7月に至るまで設置されなかったことと、2a乃至5bの計画実施不備の状況との、関連性について説明願います。

C2について:
実際の進捗管理は、どのように行われているのでしょうか。前期・後期計画のそれぞれについて、計画実施に関する進捗管理状況について、情報公開請求を検討しますので、それらの情報を含む文書の、書名を教示願います。

E1
前期計画のご担当者は、人事異動により計画期間の途中で、何人か交代しておられることと拝察します。各ご担当者が、人事課から転出された後の異動先と、異動前後の役職について、それぞれご教示ください。なお、各ご担当者の氏名まではお尋ねしていませんので、念のため申し添えます。

E2
(1)「信州・フレッシュ目安箱」実施要領では、「回答者名は、原則として部局長」と定めています。今までの私への回答が、この原則から外れ、人事課長名である事情について、説明願います。
(2)総務部長名によらず、人事課長名の回答でよしとする、総務部長決裁があるのでしょうか。そうだとすれば、情報公開請求を検討しますので、それらの情報を含む文書の、書名を教示願います。


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できなかったら、「できませんでした」と、素直に実施状況報告に書くべき。
誤魔化そうとするのを、小職は正しているだけ。

結果として一部実施に至らないものもありました」というヒトゴトのような一言が、責任感の欠如を物語っている。責任を回避したつもりなんだろうけど、小職はそういう体質そのものを問題としていることに、気がついてくれていないらしい。であるから、E1、E2の、余計な質問となった。

目安箱も、広報。県民の信頼を得る広報になっているかどうか。ここでも、それが問題になる。広報課が、ディレクターとして、人事課だろうがどこだろうが、「こんな広報じゃ、だめ」って、言わなきゃ。

小泉 かずま

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