【小泉一真.net】とは

職員・組織の意識改革を目指して、実名を明かし、情報公開請求とブログで戦ってきた、長野県庁元小役人・小泉一真(こいずみかずま)。平成23年5月16日、長野県庁「卒業」。民間人の彼に、何ができるか-「俺の体を斬ってみろ。シナノ・オレンジの血が流れてる」


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2010年11月12日金曜日

さすが人事課-「無から有」のお役所マジック?

というわけで、長野県庁職員の子育て支援計画の実施状況である。担当部署は、長野県庁のエース、天下の人事課ね。エースの仕事振りを、見ようじゃないの。
検証のため、表にしてみた。

前期長野県職員子育て支援プラン(平成17~21年度) 実施状況 備考
1 次世代育成支援対策の推進のため、別表1に掲げる職の者をもって構成される「長野県職員子育て支援プラン推進委員会」(以下「委員会」という。)を設置します。 庁内の計画検討・推進組織である「長野県職員子育て支援プラン推進委員会」及びワーキンググループを平成21年7月に設置し検討を開始。 17年4月~21年6月はどうしたの?

計画期間5年間のうち、最後の9ヶ月間だけ、設置。 
2 子育てに関する知識や経験を有する者のうちから、任命権者ごとに「子育て相談員」を指定(構成員が多数の任命権者では、複数人を指定することもできることとします。)し、(略)職員に対しての周知を行います。
子育て相談員は、子育て中の職員等の仕事と家庭の両立などに関する相談に応じます。
子育て相談員に関する記述なし 「県のすべての職場に配置した男女共同参画推進員に対して毎年度研修会を開催し、仕事と家庭の両立に向けた職場環境を整備。」との記述はあり。

男女共同参画推進員で糊塗(?)
3 (4) 情報交換会の開催等

 子育て中の職員等を対象として、子育てと仕事の両立方法等について、子育て経験者や子育て相談員等を交えた情報交換会を開催します。
この情報交換会での(略)意見を採り入れ、プランの見直し等に反映させていきます。
情報交換会に関する記載なし  
4 ※ このような取組みにより、育児休業又は部分休業の取得率アップを図ります。具体的な目標数値は、各年度の当初に前年度までの状況を踏まえて設定していくこととします。 各年度目標数値及び実績値に関する記載なし  
5 その他の施設における庁内託児施設については、アンケート結果を踏まえながら、さらに詳細な意識調査、需要調査を実施し、現状を十分把握した上で、設置の必要性や設置場所等について検討を進める必要があります。 調査・検討に関する記載なし  
6 ※ このような取組みにより、職員1人当たりの年次休暇の平均取得日数の増加を図ります。具体的な目標数値は、各年度の当初に前年度までの状況を踏まえて設定していくこととします。 各年度目標数値及び実績値に関する記載なし  
7 (略)
また、家族の職場への理解を一層深めるために、職員の家族を対象とした職場見学の実施を検討します。
検討状況に関する記載なし  


1の子育て支援プラン推進委員会について。
関係課長級職員で構成される。お仕事は、


(1)次世代育成支援対策に関する職員に対する情報提供や意識啓発
(2)プランの実施状況の把握とそれに基づく計画の見直し
(3)そのほか、プランの推進に必要な事項の実施

...てことは、計画期間5年間のうち、最後の9ヶ月間だけしか、これらのお仕事はされなかったということ。実施状況報告では、さも実のある運用が行われたように書いているけど、検証してみると、実際は薄っぺら。その最大の原因が、ここにありそうだね。

2の子育て相談員について。

小職が、人事課の手際にもっとも感心したのは、計画で定めた「子育て相談員」の記述がない代わりに(?)、「男女共同参画推進員」を持ち出した点。「男女共同参画推進員」なんて、計画のどこにもない。そりゃそうだ、企画部人権・男女共同参画課の施策だもの。

自分の実績なくても、他課の実績を、書いちゃう。「長野県職員子育て支援プランの実施状況について」だけど、計画外のことでも、書いちゃう。この発想はすごい。まさに「無から有」。

仕事なんて、しなくてもいい。する必要ないじゃん、それなりの書類を、作れればいいんだから。

ね。さすがに、県庁で「能吏」とされる方々の、エース級の仕事と発想は、一味違うでしょ。

小職には、やはり、こんな仕事は無理。だって、それ、限りなく嘘に近いじゃん。県民と職員を、欺いていることにはならんのかな。良心の呵責とか、感じないのかな。

3,4,5,6及び7について。
表にあるとおりだけど。
目標値を決めると言いながら、公表できないのは、決めてないからだろうなあ。

少しだけ、人事課をフォローするとすれば。服務に関する条例整備は、きちんとやっているみたい。さすがにもこういうのは、得意みたいだね。
それから、前期計画自体は、よくできていると思う。情報公開請求で、前期計画策定にあたっての調査資料が出てきたけど、膨大なものだった。よくぞ調べ、よくぞ作った、の感あり。当時の担当者は、すごく頑張った。彼が、そのまま運用していれば、結果は違ったのかも。

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2 件のコメント:

  1. 先輩のブログネタは、人事課や広報課などへの外野的な批判に終始していて、実態のない遠吠えのようです。先輩が担当している税務の話題がないのは何故でしょうか?
    現在の課税の在り方や、滞納者に対する意見など疑問に感じるものはないのでしょうか?
    やはり保身から書けないのですか。
    税金の徴収も公務員の大切な仕事でしょ。
    勤務時間内のJSN書き込みもまずいのではないでしょうか。

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  2. 微小役人さん。
    惜しい。人事課や広報課について、小職が指摘した問題について、具体的に反論していただけると、更にいいのにね。
    実は、税務課では、提案制度があって、かなりきちんと機能している。この3年間のトータルで、最も多く提案しているのも、提案が採用されたのも、小職。外部に訴えるまでもなく、きちんと提案に向き合い、解決されている。

    取り立てて、外部に問うほどの懸案が、税務課にあるとは、小職は思っていない。貴職が、問題を感じるなら、貴職がそうするべきでしょ。ん?書いてみれば、実名さらして(笑)。保身から書けないの?

    JSNの時間内書込についてはまずいというのは、広報課の見解?それとも貴職の個人的な見解? 
    基本的に、小職は、時間内に書いてるよ。まあ数分はみ出したりすることはあるけどね。

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