【小泉一真.net】とは

職員・組織の意識改革を目指して、実名を明かし、情報公開請求とブログで戦ってきた、長野県庁元小役人・小泉一真(こいずみかずま)。平成23年5月16日、長野県庁「卒業」。民間人の彼に、何ができるか-「俺の体を斬ってみろ。シナノ・オレンジの血が流れてる」


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2010年11月21日日曜日

微小役人さんが教える、長野県庁の危機

先日、微小役人さんから、コメントをいただいた。以下抜粋。

「(このブログに)先輩が担当している税務の話題がないのは何故でしょうか?
現在の課税の在り方や、滞納者に対する意見など疑問に感じるものはないのでしょうか?
やはり保身から書けないのですか。


こういう問題の建て方自体が、現在の長野県庁の問題そのものだと思うんだよね。
でも彼は、きっと、それに気がついてないんじゃないかな。

自分が現場で担当している業務に問題を感じたら、ブログに書けと、彼は言っている。それができないのは「保身」だとも。

でもねえ。担当業務に疑問を感じたら、まず現場で解決しようとするのが、当たり前。現場で解決できなきゃ、本庁協議。担当者なら、そうやって問題は解決するはず。もちろん、小職も税務担当者として、そうしている。

そのように、担当者として、県庁組織の中で「当たり前」に問題解決に取り組んでいるから、ブログで問題提起する必要なんかないという前提を、彼が採らないのは、なぜだろうか...それはつまり、長野県庁では、問題解決がうまくできていないとするか、又は問題解決を回避しているとする前提の方が、彼にとっては自然なことだからだろう。

では、なぜ、長野県庁では、問題解決が、うまく機能できていないのだろうか。

これも、微小役人さんが、教えてくれている。「保身」のためである。長野県庁では、問題を認識し、解決しようと努めることは、身のためにならない...恐ろしいことでしょ(笑)。ほんとなら、問題提起し、解決に努める職員が、評価されるべきなんだけどね。

きっと微小役人さんは、小職と違って、出世されると思う。入庁数年目で、早くも、そんな県庁の矛盾が、気にならなくなっている方だから。小職は、入庁以来18年、そんなことがあってはいけないと、今も思い続けている。

願わくば、小職のブログにコメントするその勇を、貴職の職場での問題解決にも、向けてほしい。

ごめん、微小役人さん。あなただけの問題ではないし、あなただけを批判するつもりはない。あまりに、今の長野県庁の問題を論ずるに、ピッタリの振り役だったから、使わせてもらった。話題提供ありがとう。またお願いね。

ここまで読んでくれて、ありがとう&お疲れさまでした。
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