【小泉一真.net】とは

職員・組織の意識改革を目指して、実名を明かし、情報公開請求とブログで戦ってきた、長野県庁元小役人・小泉一真(こいずみかずま)。平成23年5月16日、長野県庁「卒業」。民間人の彼に、何ができるか-「俺の体を斬ってみろ。シナノ・オレンジの血が流れてる」


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2010年11月5日金曜日

目安箱回答の検閲問題-守られるプライバシーは県庁か質問者か

昨日の記事の続き。
で、具体的に情報公開請求する案件だけど。次の3件にしようかと。

(1)2010年4月12日砂防課回答「急傾斜地崩壊対策事業について」

(2)2009年5月7日河川課回答「採石場の拡張について」

(3)2009年6月11日道路管理課回答「道路工事について」

なぜ、これらが、「○○建設事務所」と伏字にする必要があるのか、読者も考えてみていただきたい。これを明かすことによって侵害が危惧されるプライバシーとは、質問者のもの? それとも、長野県庁のもの?

公開請求の対象は、なるべく最近の件で、回答課もバラけさせた。道路建設課は、建設部の代表選手だけど、ざざっと検索した限りでは、適当なのが見つからなかった。同じ建設部でも、課によって、伏字の取り扱いが違うのかな?という印象。てことは、伏字にするにあたって、広報課がきちんと統一的にマネジメントできているのかという、疑問も生じる。

まさか、担当課が出してきた回答案を、チェックもかけないで、ほいほいっと、月に一度ホムペに載せるだけが、広報課の仕事じゃないでしょうねえ。そんなの、バイトの子でもできるし。
でもねえ。なんか、回答振り見てると、品質がそろってないんだよね。小職が担当者なら、必ず、「ご提案・ご質問ありがとうございました」と締めるように、修正するけどね。たとえそれが、クレーマーっぽい、支離滅裂の内容のものでも。

そういう作業が必要だから、広報課が窓口になってるわけで。そうじゃないなら、システムを担当している情報統計課にやらせた方が合理的かも。

先日、民間の、政治・行政に関心を持つ方と、話す機会があってさ。長野県庁は、県民のことなんか考えていないと小職が言うのは、どういう点かと、訊かれた。
ブログに掲載された件を、ナマで他人とディスカッションするのは、初めて。恐る恐る、例えばこんな件が...と切り出すと、

「それはおかしいですね」

そ、そう思う?

それでは、却って、長野県への不信感を感じさせる結果となる。一方で、県が事務所の名前を出しても、大した問題はないんじゃないか。それなら、出すべきでしょ。というご意見。
全くその通り。自分の感覚が、県民サイドのものである点に、自信を深めることができた。よかったー。

【左欄外上部の、アンケート回答よろしくです。洒落でね】

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