【小泉一真.net】とは

職員・組織の意識改革を目指して、実名を明かし、情報公開請求とブログで戦ってきた、長野県庁元小役人・小泉一真(こいずみかずま)。平成23年5月16日、長野県庁「卒業」。民間人の彼に、何ができるか-「俺の体を斬ってみろ。シナノ・オレンジの血が流れてる」


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2010年11月15日月曜日

広報を広報課に任せて大丈夫ですか>阿部知事さん

現在、長野県では、知事の肝いりで、広報の改革に着手している。

  「“見える県政” 発信力向上プロジェクト」に関する産経の記事

まー、支持率が下がったときに、為政者が考えることって、共通しているのかも。村井前知事のときにも、支持率が芳しくないときに、広報が問題にされた(ように記憶する)。中央政府も、「マスコミがきちんと伝えていない」とかの不満を漏らすことが、たまにある。

で、今回は「質」より「量」が課題となっている。

  平成22年(2010年)10月14日知事会見:「もう少し情報量を多く出すよう
  必要性があるのでないかと思います」

であるから、「外部の人の知恵は、必要があれば私は個別にですね、恒久的なメンバーで入ってもらうというよりは、いろいろな方にその都度ご意見を伺うという形で十分対応できる」という考えらしい。

まーしかし。量的な問題もさることながら、質的な問題にも取り組む必要がある。その旨、小職は指摘してきた。つまり、品質向上の必要があると。公共事業に責任を持つ部署を、伏字にするような検閲は、やめようと

で、今回、「職員の皆様からも、広報を含めた今後の県の情報発信のあり方について、広くご意見をいただきたい」から提案書を出せとの、広報課長通知。

広報課は、なかなか洒落がキツい。

小職は、職員イントラ電子会議室で、大略、次のような提案を行った。

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私たちは、「信州・フレッシュ目安箱」という制度を持つ長野県を、誇りに思ってよいと思う。

しかし、制度を用意するのは、最低限の仕事でしかない。
土木部の回答も丁寧なのだが、何だか訳の分からないものが多い。というのは、伏字が多用されているからだ。
中には、「○○建設事務所」と、県の機関名称さえ伏字にしているものがある。

これは明らかにやりすぎだろう。責任ある態度とは、県民がみなしてくださらない可能性がある。
責任ある回答を、公開で示してほしいという思いがあるからこそ、目安箱を利用しているはずだ。
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広報課の回答は、こんな感じ。

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県の回答の公表は、寄せられた意見に対して県がどのように施策に反映させていくか、広く県民の皆さんに知っていただくためのもので、公表に当たっては、プライバシーへの十分な配慮をしながら実施している。
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なぜ担当部署を明示することが、プライバシー侵害となるのか。説明はなし。
その○○建設事務所とは、特定の、ごく少数の県民にのみ奉仕する機関とでもいうことなのだろうか。

「プライバシーへの十分な配慮」を口実に、事業に責任を持つ部署を伏字とする検閲業務担当機関が、広報をも担当し、「"見える県政"発信力向上」に取り組むというのだから、なかなか冗談がキツい。

かような所業の果てに、誰かが、この通知を本気だと信じると、広報課は思っているのかしらん。

知事から言われたから、取り組む姿勢を見せるために、提案を募るのだとしたら。もう、いい加減に そーゆーのは、やめてほしい。

我々提案好きな職員は、忘れてはいない。
優れた創意を県政に捧げながら、その創意を全くの無為にされたことを。あれだけ提案しろと煽りながら、平成19年度を最後に、職員提案制度の運用を停止した、行政改革課の例を。
行革課の求めに応じて応募し、「採用」とされた提案の実施状況を、当の行革課は全く把握していなかったではないか。情報公開請求の結果、そのような情報は「不存在」との回答なのだから、間違いない。要するに、本気で提案を募ったわけではなかったのだ。

県職員は、職務専念義務がある。提案を募ったという形を整えるためだけの提案募集のために、公務の時間を割くのは、その義務に反しはしまいか。

今回は本気だというのなら、それを証していただきたい。
広報課が、本当に、提案を真剣に検討し、活用する気があるのなら、まず伏字という、広報とは逆方向の施策の必要性に疑義を呈した提案に対し、きちんと説明責任を果たす姿を、見せてもらおう。

責任部署を伏字にするのは、なるべくやめましょー。なんて提案が出てくること自体が、広報として、行政としての恥という意識は、ないのかなあ。ツイッターを使おう、なんてことよりも、よほど品質において、根本的な問題と思うんだけど。

また、提案の応募状況と、その活用・実施について、職員に公表すると、約すべきである。それが、人の時間を奪う上での、最低限の礼儀であろう。

まあ、これだけ書いても、多分、まともな返事はこないだろうな。
やめやめ、提案書書くなんて、時間の無駄だよ。提案してくれてありがとうなんて、ちっとも思ってないんだから。

もっとも、貴課が、きちんと本気度を見せる回答をしてくれたなら、全力で応える。少なくとも、小職はね。色々と、改善すべき点は、あるから。

今の知事は、官僚出身の方。だから、役人を基本的に信用していらっしゃるのだと思う。長野県職員として、それは嬉しいのだけれど、もうちょっと懐疑的にもなってよいて思う。経営者として。

ここまで読んでくれて、ありがとう&お疲れさまでした。
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