【小泉一真.net】とは

職員・組織の意識改革を目指して、実名を明かし、情報公開請求とブログで戦ってきた、長野県庁元小役人・小泉一真(こいずみかずま)。平成23年5月16日、長野県庁「卒業」。民間人の彼に、何ができるか-「俺の体を斬ってみろ。シナノ・オレンジの血が流れてる」


*外部サイトからのリンク、コメント、論評等は、管理者の許可を必要としませんので、ご自由に。でも、事後に教えていただけると、嬉しく存じます。

新ホームページ作りました。

政治活動のための、新しいホームページを作りました。


今後はこちら↑のサイトを運用していきます、アクセスよろしくお願いします。

( http://ameblo.jp/kazumakoizumi/ は、機能上の理由で、更新を停止します。アクセスいただいた方、すみません)


2011年6月10日金曜日

阿部知事へ-退職した今こそ問えること

「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合」という団体があり、長野県知事阿部氏も、発起人として加入している。
http://tobidasu-rengo.blogspot.com/p/blog-page.html

趣旨は、「自分の時間を活用して、一国民、一地域住民として、職場や家庭における役割に加え、プラスワンとして、社会貢献活動、地域づくり活動、自治会、PTA、消防団、NPO法人などの活動に参画」している、「地域に飛び出す公務員の活動を応援していく」ことにある。

結構なことだ。
小泉は、昨年秋から、地元の公民館活動に参加している。であるから、3月18日、長野県南端の南木曽町蘇南高等学校への異動は、なんとかならんものかと、阿部知事にツイッターで直訴した。何の返答もなかったが。

長野県庁の最大の資産とは何だろうか。10階建ての本庁舎ではなく、職員たちだと、小泉は考える。だが彼らは、地域の活動に参加することに、熱心であるという印象を、小泉は持っていない。
彼らが地域に出て、地元と交流することで地域経営に触れ、生き生きとした仕事ができる環境を整えるのは、首長の務めであると、小泉は考える。それが積極的な仕事につながり、住民の福祉向上につながる。役員の任期途中で、満足な活動ができない状況に陥らせるようなことがあれば、職員の士気は落ち、その地域も迷惑をこうむるだろう。
地域に飛び出せと、はっぱをかけながら、実際に地域で継続的な活動を保証する施策を行っていないとすれば、問題じゃないかな。

これは、当時職員であった小泉一人の問題ではなく、職員全体の問題であり、また地域活動の担い手の問題でもあるから、その意味で直訴したつもりだ。しかし、見方によっては、小泉のわがままな反抗に見えた方もいたかもしれない。
そこで、一住民となった今こそ、小泉には、阿部知事に対し、目安箱でこのように問う資格ができたわけ。あー辞めて良かった。
さあ、どんな回答が来るかな。県庁職員は、注目してね。辞めたから、もう見なくてもいいや、なんて思っては、いやよ(笑)

--------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------

長野県知事 様

貴職は、『地域に飛び出す公務員を応援する首長連合』の発起人・加入者であり、「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合のお約束」では、次のようにうたわれています。

--------------------------------------------------------
その3 加入の条件
次の3箇条を地元住民に約束し、事務局に「首長連合に参加する」旨の意志を伝えます。
 (1)設立の思いにこころから共鳴すること
 (2)首長連合の活動を積極的且つ継続的に情報発信すること
 (3)飛び出す公務員に対して、具体的かつ適切な応援施策を実施すること
--------------------------------------------------------

(3)で応援施策を「具体的」なものとことわっているのは、単に一般的な制度の整備に終わらず、「飛び出す公務員」一人一人の実情に応じた施策実施が必要であるという趣旨であると思われます。そこで、次の点についてお尋ねします。

1. 長野県知事から、長野県庁知事部局に対し、「飛び出す公務員に対して、具体的かつ適切な応援施策を実施する」よう指示した公文書が存在するか。情報公開請求を検討しますので、公文書の書名を併せてお答えください。

2. 長野県庁において、「飛び出す公務員」をどのように定義し、その存在を把握しているか。情報公開請求を検討しますので、公文書の書名を併せてお答えください。

3. 長野県庁において、「飛び出す公務員に対して、具体的」な応援施策を実施する部署はどこか。

4. 長野県庁機関に対し、「飛び出す公務員に対して、具体的」な応援施策を実施した例があるか。情報公開請求を検討しますので、公文書の書名を併せてお答えください。

5. 長野県知事として、または個人として、長野県内の自治体首長に対して、同連合への加盟を働きかけたことがあるか。また働きかけを行った自治体はどこか。

なお、同連合は、「それぞれの首長の責任において、それぞれの地域で」活動を行うと、「首長連合のお約束」にあることから、貴職から直接の回答をいただくべき案件であると存じますので、申し添えます。

--------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------

「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合」が、掛け声に終わらず、実を伴う運動になっていくことに期待したい。また、その運動が、長野県内の自治体に広がっていくことにも。

小泉一真


ここまで読んでくれて、ありがとう&お疲れさまでした。
↓ Clickして、小職にパワーを送ってください! (^人^)ナムナム ↓
にほんブログ村 その他日記ブログ 公務員日記へ
↑ Clickありがとう! 人気ランクがアップするんですヽ(^◇^*)/ ↑

20 件のコメント:

  1. エムウェーブに阿部知事。
    小泉さんは、いらっしゃいましたか??

    返信削除
  2. 防災・減災の講演ですよね、確か。行きませんでした。

    返信削除
  3. 地域活動に参加する事は大変大切ですが、民間の方々でも敬遠したがっているのが現状です。公務員の皆さんが率先して、こういった活動に参加する事は、とても良い事だと思います。実際に、時間にゆとりがあるという思い込みから、お願いし引き受けていただいている事も多々あります。小泉様の交友ネットワークでは見つけられなっかたでしょうか?
    ただ、もしこのように地域活動に参加している公務員が異動対象から外される事になったら、それを悪用するケースが現れるのではないでしょうか?
    小泉様の住まわれる地区の事は分かりませんが、場所によっては、敬老会に所属するまでステップが決まっている事もあるのです。

    返信削除
  4. 小泉が自発的に公民館活動に参加したとき、大変喜ばれました。こんなに喜ばれるなら、地方公務員たるもの、地域の自治経営に、積極的に参加するべきだと実感いたしまして。職員宿舎の管理組合に要望書を出して、人材を推薦いただく形で、リクルートに成功したこともあります。
    「悪用」というのが、ちょっと意味が分からないんですが。悪用されないように運用するのが、行政・雇用主の側の責任だと思います。

    返信削除
  5. 遠方に赴任するのがイヤで、地域活動のため地元を離れる事ができません…と言い出す公務員の方が現れるのでは、と思います。大勢だと困った事になりそうです。
    でも、そうですね。活動を許す行政と、雇用する地域団体が責任を持つことかも知れませんね。

    返信削除
  6. 「地域活動のため地元を離れる事ができません」と、実際に小泉は知事に直言しましたよ。南木曽に行くのがイヤだったわけではないですけどね。
    率直に言って、阿部知事が、「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合」に加盟するに際して、どの程度熟慮したのかなあ、と思います。長野県は、山あり谷あり、面積も他の県の2-3倍あります。県庁所在地は北に偏っています。こういう地理的条件では、人事異動に転居を伴うのは、必至。たいがいの県は、長野県より小さくて、県庁が真ん中にあり、異動はあっても、「転勤」しなくて済むんです。
    それでも地域に飛び出す公務員を応援すると決めたのですから、よほどの覚悟がおありなのだろうとは、思います。

    返信削除
  7. 異動に伴って転居した先で、その場所の地域活動に参加する…という発想はありませんか?
    ところで、2011年3月の目安箱には、小泉様の事と思われるものが沢山ありますが、その一つ一つについて説明するお考えはおありでしょうか?

    返信削除
  8. ■「異動に伴って転居した先で、その場所の地域活動に参加する…という発想はありませんか?」...それって「発想」ととりたてて言うほどのアイディアではなくて、旧来通り、飛び出す公務員に対する何らの支援なしということだと思いますが、いかがでしょうか。■出ましたねー、目安箱。3-4月が、まだあがらないなあと思ってたら、まとめて出ましたか。遺憾とか厳正な調査とか書いてるけど、何も実質的な調査してないんですよ。だから小泉が辞めるまで、アップしなかったんじゃないかな。暇なときにコメントしますね。

    返信削除
  9. ■「異動に伴って転居した先で、その場所の地域活動に参加する…という発想はありませんか?」...異動に伴い、地域活動に迷惑がかかる場合は、その後任を、長野県が責任をもって地域に推薦する、とかね。例えば、そんな実質的な支援が必要なはずです、「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合」に加盟している以上は。

    返信削除
  10. 異動に伴って転居した先で、その場所の地域活動に参加する…それほど悪い事でもないように思っていましたが。
    公務員以外の転勤族の方でも、何らかの役を引き受けた場合において、自分に転勤のある可能性を伝えて、補欠の方を立てておくものですが、小泉様はそのような連絡をし、準備をしておきましたか?
    生意気な質問ですみません。銀行員の奥様も、住宅メーカーのお宅も、皆さんそうしておられるので…
    決して敵意のあるものではありませんので、気になる箇所があるようでも、是非にご容赦下さいませ。

    返信削除
  11. ■すみませんが、論点は、「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合」に加盟し、実質的な施策を講ずる責任のある阿部知事が、実際にその責任を果たしているかにあります。個々の長野県職員の責任を問う趣旨ではありません。■小泉の活動する公民館では、自分の補欠を立てる責任があるという考えは、ありません。地域によっては、そのような慣習があるのかもしれませんね。その有効性を否定はしませんけど、一方で活動に参加する際のハードルを高める可能性がありますよね。あなたの地域の習慣が、他の地域でも当然に通用するのではなく、地域ごとに個性があるという点に目を向けていただけると、幸いです。■繰り返しになりますが、小泉は職員宿舎内からのリクルートに成功してます。自分の補欠ではないですけどね。

    返信削除
  12. 論点をずらされた…と、お考えですね。失礼しました。ただ転勤族の方々においては‘転居の可能性’を、地域なり学校なり役をいただいた団体へ『自己申告』しておく事が必要なのは何処も同じなので、承知しておいた方が良いかと思います。
    さて、記憶ではツイッターでの直訴の中に『地元を離れる事はできません』とはありましたが『それならば後任を選任して欲しい』とはありませんでした。これでは、ただ南木曽へ行くのがイヤなんだ~、と受け取られても仕方がないのではないのでしょうか。それとも、‘口に出さずともそのくらいはやってよね’という事でしょうか?
    加えて、勿論ご存じでしょうが、辞めたからといって何でも言って大丈夫…というわけではないと思いますが、いかがでしょうか?

    返信削除
  13. ・なにか誤解をしていたようですね。すみませんでした。あまりに公民館活動に固執していらっしゃったので、異動の可能性を先方に伝えていなかったものかと…。伝えてあれば、やっぱり引っ越しになってしまいました、と言えば済む話だと思ったもので。
    ・ツイッターに詳しくないもので、失礼をしてしまったようです。この事に関しても謝らなければいけないですね。申し訳ありませんでした。ただ、ブログでも、この人事は『左遷』である…と捉えていると見受けられる記事がありますが?(実際に書いてあったものは、削除されてしまいましたよね。)ネタにオフ会まで開いていらっしゃいますし。
    ・勿論、小泉様の個人的な都合なのでしょうが、なぜご退職がキリの良い3月ではなっかたのですか?それこそ、周りの職員の方々に迷惑が及びそうですが?
    ・先日の記事の‘記事を復活させるのが、なぜ今なのか。
    正直な話、退職してもう処分を気にしなくてよい身分になったから。’…という発言に危惧を抱いたからです。どうも、主語がなっかたみたいで…ご気分を害されたのであれば、お許し下さい。

    返信削除
  14. ■「補欠の方を立てておくものです」と仰ったかと思えば、「やっぱり引っ越しになってしまいました、と言えば済む話」と仰ったり。あなたの真意は、何処にあられるのでしょうか。
    ■小泉の最後の人事異動は左遷と捉えていますが、それが何か。
    ■退職の時期について、ご批判される自由があなたにあるのは認めますが、小泉には職業選択の自由が憲法で保障されていることも認めていただきたく存じます。ちなみに、小泉の退職は、県の内規で定めた手続きにより認められた勧奨退職です。自己都合ではありません。
    ■言及される記事を復活することによるリスクを自覚していることは、「幻の記事を復活」から読み取っていただけることと存じます。ご心配ありがとうございました。

    返信削除
  15. ・言葉が足らなくて、すみません。補欠の用意というものは、団体側がなさる事で、個人で用立てるのではありません。異動の可能性さえ伝えておけば、いざ出来なくなった時も、連絡さえすれば大丈夫…という事で、ここに行政が関わる必要はないかと思われます。
    ・小泉様は、遠方への赴任を『飛ばされた』と考えるのはいかがなものか?と仰っていたかと思います。せめて、これだけの知名度のある小泉様だけでも、南木曽行きは左遷などではない…と発言して下さると、助かるのですが。
    ・長距離移動になりますが、そば桜へ伺おうと思っていましたが、これだけ色々バカな発言や質問をしてしまうと、合わせる顔がありませんね。もし行けたら、柱の影から覗くだけにしておこうかと思います。

    返信削除
  16. ■「行政が関わる必要はないかと思われます」との貴見は承りました。
    ■南木曽への異動のすべてを左遷であると称したことは、ありません。また長野県庁において、遠方への異動を好ましからざるものであるとみなす文化は、小泉が作ったものではありません。
    ■「桜」さんには、ぜひお出でください。

    返信削除
  17. ・遠方への異動を好ましからざるものであるとみなす文化は、小泉が作ったものではありません…当然存じております。いつかは、なくなると良いです。
    ・『桜』さんなのですね。大変失礼しました。体調が良ければ、伺う事もあるかも知れません。
    ・小泉様には迷惑でしたでしょうが、少し楽しませていただきました。長期にわたり、お付き合いいただいた事に感謝すると共に、不快な思いをさせてしまった事を陳謝致します。

    返信削除
  18. ■何か持病がおありでしょうか。お大事になさってください。
    ■私たちは、議論を通じて、少しくお互いを理解しました。それは喜ばしいことではありませんか。だから「陳謝」なんてやめましょう。
    ■ご質問・ご意見に感謝します。ありがとうございました。

    返信削除
  19. ん?
    >県庁から遠いところに赴任することを、人事上のマイナスの評価と捉える慣習は、どうにかしてほしい。
    >その地域の住民にも、そこへ意欲を持って赴任する職員にも、とーてーも、非礼。

    と過去に書いておられますが、木曾への異動をあちこちで左遷だ、左遷だと言うこと自体、とーてーも、非礼なことなのでは?

    返信削除
  20. あらら、同じ話題が続きますね。前の方との議論を、読んでいただきたく存じます。それから、ここ↓も。
    http://naganokencho.blogspot.com/2011/05/blog-post_17.html

    ところで、営利企業従事許可は申請しましたか。

    返信削除