【小泉一真.net】とは

職員・組織の意識改革を目指して、実名を明かし、情報公開請求とブログで戦ってきた、長野県庁元小役人・小泉一真(こいずみかずま)。平成23年5月16日、長野県庁「卒業」。民間人の彼に、何ができるか-「俺の体を斬ってみろ。シナノ・オレンジの血が流れてる」


*外部サイトからのリンク、コメント、論評等は、管理者の許可を必要としませんので、ご自由に。でも、事後に教えていただけると、嬉しく存じます。

新ホームページ作りました。

政治活動のための、新しいホームページを作りました。


今後はこちら↑のサイトを運用していきます、アクセスよろしくお願いします。

( http://ameblo.jp/kazumakoizumi/ は、機能上の理由で、更新を停止します。アクセスいただいた方、すみません)


2010年10月1日金曜日

事業を潰せとの前知事決裁-ほんとかよ




今朝1000時から、長野県庁本庁の行政情報センターにて、公開決定のあった文書を閲覧。ガソリン等の価格表示制度に関する施行・運用に関する文書全て、である。

結果として、余りにも分かりやすい文書が、出てきた。前知事村井氏が、【制度は残すが運用停止】という、変則的な取り扱いを口頭で決裁した様子を、生々しく記録した文書。そのものズバリで、小職は「ほんとかよ」と、思わず唸った。







すっかりやる気をなくした県庁の事務方は、「価格表示認定制度は廃止しないで残すものの、積極的な制度運用はしないこととしたい」との玉虫色運用案を用意。「県内業者と大手との価格競争があり、県内業者の生き残りが懸念される」との業界の代弁にまわった説明には、消費者施策推進の思想が、微塵も感じられない。

------------------------------

岩島環境政策課長: 認定制度の撤退のやり方を考えたいが。
現在制度に認定されている店舗があるので、放っておいてやめるのか、それとも「やめます」と宣言してやめるのか。

村井知事:そのままにしておけばいいのではないか。

------------------------------

これが、長野県庁の実態。制度に協力した店舗への配慮も、消費者への説明責任も、考慮された様子がない。

ちょっとしたショックを、小職は、感じた。

これが、知事のすることだろうか。
制度は残す。しかし運用はしない。そのような、不規則な状態をよしとしたのが、行政の長である知事であったとは。

考えてみれば、消費生活室も、哀れなものだ。いっそ「廃止せよ」と言ってくれればよかったのに、制度を残したばかりに、小職から、度重なる情報公開請求を受け、目安箱で指導力がないと叱責されると、苦しい回答をひねり出すしかないのだ。

消費者施策である以上は、積極的に推進されねばならないのは、明らかなのだが。これから、どうしたものだろうか。小職は考えあぐねている。


ここまで読んでくれて、ありがとう&お疲れさまでした。
↓ Clickして、小職にパワーを送ってください! (^人^)ナムナム ↓
にほんブログ村 その他日記ブログ 公務員日記へ
↑ Clickありがとう! 人気ランクがアップするんですヽ(^◇^*)/ ↑

2 件のコメント:

  1. 数年前に同職になった者です。村井知事と組合員の懇談で先輩のことを拝見しました。JSNの書き込みは以前から見ていますが、先輩のいう職員の意識を変えたいということだとすれば、あの書き込みは不適切です。不躾な質問や捻くれた言葉は、喧嘩を売っているのと同じで、相手はそんな喧嘩を買いたくないから無視するのも当然です。「北風」では人の心は動きませんよ。

    返信削除
  2. 微小役人(ご謙遜を)さん、コメントありがとうございます。

    「あの」書込みがどれだか分かりませんけど、きっと「全部」というのが、貴職の印象なのでしょうねえ。
    正直に言って、職員の意識改革についてマジメに考えるようになったのは、このブログを始めてからです。それまでは、そこまで体系的に考えているわけでは、ありませんでした。
    最近の作品のこれ↓なんか、だいぶマジメな筆致になってきたと思うのですけど、どう思います?

    http://naganokencho.blogspot.com/2010/09/blog-post_28.html

    貴職の言は、もっともです。公務員も人間ですので、言い方一つで、親切にもなるし、嫌なヤツにもなります。小職も、今後は考えなければいけないと、自覚を新たにしました。

    でもねえ。言い方が気に入らないから、相手にしない、ということ自体は、サービス業にあっては避けるべきことです。クレームというのは、問題があるから、発生しているわけですから。「言い草が気に入らないから、クレームは受付けません」というリクツは、通りません。分かるでしょ?
    クレームというのは、どんなものでも、受けた側は、多少はヒリヒリするものです。ですが、その解決を避けて通る企業・自治体に、進歩は望めません。

    貴職のような若手からのコメントがいただけるのは、望外の喜びです。ぜひ、また書いてください。ビシビシと(笑)

    返信削除